2023年11月02日

少子化問題に影を落とす若年層の経済状況

総合政策研究部 研究員 坂田 紘野

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■要旨

若年層の中には経済状況の苦しさから結婚や子どもを持つことへの不安を抱えている人が少なくない。若年層の抱える経済的不安が少子化の一因となっていると思われる。

近年、20代の実質賃金水準こそ上昇しているものの、国民負担率の上昇や世代内格差の拡大も進んでおり、若年層の経済状況に影を落としている。

若年層の現在の経済状況や将来の見通しは良好とは言い難い。それでも日本の喫緊の課題である少子化問題を解決していくためには、現在進められている子育て世帯への支援に加え、未婚であったり、子どもを持たなかったりしている若年層を経済的に支援することも一考に値するのではないだろうか。

■目次

1――少子化の一因は若年層の抱える経済的不安
2――こども未来戦略方針の施策は子育て世帯への支援が中心
3――20代の実質賃金水準は増加傾向
4――それでも経済的に苦しい理由
  1|国民負担率の上昇
  2|世代内格差の拡大
5――おわりに
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総合政策研究部   研究員

坂田 紘野 (さかた こうや)

研究・専門分野
日本経済

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