2023年07月12日

温室効果ガス排出量の算定について学ぼう

金融研究部 准主任研究員・ESG推進室兼任 原田 哲志

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■要旨

国際的に地球温暖化対策の取り組みが推進される中、企業は自社の事業での排出量の公表や事業での排出の実態を把握するために排出量を算定することが求められている。排出量の算定について、国際的なイニシアチブである「GHGプロトコル」で世界共通の基準が策定されるとともに、各国はこれに沿って関連する制度を策定している。現在では、社会全体での排出量ネットゼロを達成するために、サプライチェーン全体での排出量算定と削減が重要となっており、サプライチェーン全体での排出量算定の普及が進められている。

■目次

1――温室効果ガス排出量算定の共通基準が求められる
2――温室効果ガス排出量算定の国際的な基準「GHGプロトコル」
3――日本での温室効果ガス排出量の算定・報告・公表
4――おわりに

(2023年07月12日「基礎研レター」)

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金融研究部   准主任研究員・ESG推進室兼任

原田 哲志 (はらだ さとし)

研究・専門分野
資産運用、ESG

経歴
  • 【職歴】
    2008年 大和証券SMBC(現大和証券)入社
         大和証券投資信託委託株式会社、株式会社大和ファンド・コンサルティングを経て
    2019年 ニッセイ基礎研究所(現職)

    【加入団体等】
     ・公益社団法人 日本証券アナリスト協会 検定会員
     ・修士(工学)

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