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- 2カ月ぶりに売り越した海外投資家~2023年3月投資部門別売買動向~
コラム
2023年04月10日
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その一方で海外投資家は、現物と先物の合計で2兆4,004億円の売り越しと3月最大の売り越し部門であった。特に3月第3週(3月13日~17日)は2兆3,765億円の売り越しとなった。
図表4は海外投資家の週間の売買動向を、現物と先物に分けて集計したものである。3月第3週は現物が5,687億円に対して先物が1兆8,078億円と、先物の売りが特に目立った。もともと海外投資家は、1月第3週から3月第2週まで8週連続で先物を買い越していた。しかし、3月第3週に米欧の金融システムへの不安感が急拡大したことにより、世界的にリスクオフムードが高まりこれまでの買い越し分も含めて、先物の売却が急激に膨らんだものとみられる。
図表4は海外投資家の週間の売買動向を、現物と先物に分けて集計したものである。3月第3週は現物が5,687億円に対して先物が1兆8,078億円と、先物の売りが特に目立った。もともと海外投資家は、1月第3週から3月第2週まで8週連続で先物を買い越していた。しかし、3月第3週に米欧の金融システムへの不安感が急拡大したことにより、世界的にリスクオフムードが高まりこれまでの買い越し分も含めて、先物の売却が急激に膨らんだものとみられる。
(お願い)本誌記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本誌は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
(2023年04月10日「研究員の眼」)

03-3512-1855
経歴
- 【職歴】
2006年 資産運用会社にトレーダーとして入社
2015年 ニッセイ基礎研究所入社
2020年4月より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会検定会員
・早稲田大学大学院経営管理研究科修了(MBA、ファイナンス専修)
森下 千鶴のレポート
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