2022年12月02日

2022年4~11月の自社株買い動向~当期利益増減と株価の関係~

金融研究部 研究員 森下 千鶴

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■要旨

2022年10~11月に決算発表と同時に自社株買いの設定を発表した企業の株価を確認したところ、概ね株式市場は自社株買いを好感しているようだ。
 
さらに足元の業績動向も加味すると、業績が堅調な企業の株価が特に大きく上昇していた。ただ、業績が振るわない企業についても意外と底堅く推移していた。
 
業績が振るわなくても、自社株買いのアナウンスメント効果により割安感が投資家に意識され、また自社株買い実施に伴う需給面のプラスが安心材料となり売られにくかったと思われる。

■目次

■企業の積極的な自社株買い
■自己株式の取得を行う理由は
■自社株買いは常に投資家から好感されるのか?
■自社株買い×当期利益減少企業の株価が底堅かった理由は?
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金融研究部   研究員

森下 千鶴 (もりした ちづる)

研究・専門分野
株式市場・資産運用

経歴
  • 【職歴】
     2006年 資産運用会社にトレーダーとして入社
     2015年 ニッセイ基礎研究所入社
     2020年4月より現職

    【加入団体等】
     ・日本証券アナリスト協会検定会員
     ・早稲田大学大学院経営管理研究科修了(MBA、ファイナンス専修)

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