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2021年度 生命保険会社決算の概要

保険研究部 主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任 安井 義浩
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生命保険会社42社の2021年度(2022年3月期)決算の概要を紹介する。販売業績面では、前年度のコロナ禍の落ち込みから回復して、年換算保険料ベースの新契約は15.5%増加したものの、まだ戻りきってはいない。収支面では、利息配当金の増収や円安等を受けて基礎利益は10.9%増加した。健全性の面では、有価証券のリスク、含み益ともに減少したが、内部留保は厚く、引き続き問題はなさそうだ。なお、新型コロナによる給付金支払いが大幅に増加している。直ちに経営を揺るがす規模ではないと思われるが、今後の動向に留意する必要がある。
■目次
1――保険業績(全社)
2――大手中堅9社の収支状況
1|資産運用環境と有価証券含み益
2|基礎利益は大きく増加
3|利差益は、逆ざや解消以降の最高水準を、引き続き更新
4|当期利益は増加~内部留保重視、配当金額は減少
5|ソルベンシー・マージン比率~高水準を維持
3――かんぽ生命の状況
4――トピックス
1|新型コロナウィルス感染拡大の影響
2|外貨建資産の動向
3|基礎利益の算定方法の改定の予告(全社統一的な変更は2022年度より)
(2022年07月28日「基礎研レポート」)

03-3512-1833
- 【職歴】
1987年 日本生命保険相互会社入社
・主計部、財務企画部、調査部、ニッセイ同和損害保険(現 あいおいニッセイ同和損害保険)(2007年‐2010年)を経て
2012年 ニッセイ基礎研究所
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
・日本証券アナリスト協会 検定会員
安井 義浩のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
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