2022年07月01日

中国インシュアテックの水滴、米上場1年後のプレゼンス-地方小規模都市への集中・自社向け独自商品で業績好調へ

保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 片山 ゆき

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■要旨

2021年5月、逆風吹き荒れる中、中国のインシュアテック企業である水滴公司は米国ニューヨーク証券取引所への上場を果たした。上場後1年が経過し、国際情勢や新型コロナウイルスの感染状況が大きく変化する中で、同社は着実に成長をしている。その成長のカギは、地方・小規模都市への集中と、60社にものぼる保険会社との連携による独自商品の提供である。

■目次

はじめに
1――プラットフォーマーへの規制に転換の兆し。デジタル経済による国内経済の下支えに期待。
2――逆風の中での米上場、中国インシュアテック水滴公司
3――上場後1年、新型コロナウイルス感染症の再拡大を経て、直近の業績は好調に推移
4――地方・小規模都市への集中と保険会社60社からの自社向けカスタマイズ商品の提供が強みに
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保険研究部   主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任

片山 ゆき (かたやま ゆき)

研究・専門分野
中国の社会保障制度・民間保険

経歴
  • 【職歴】
     2005年 ニッセイ基礎研究所(2022年7月より現職)
     (2023年 東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程修了) 【社外委員等】
     ・日本経済団体連合会21世紀政策研究所研究委員
     (2019年度・2020年度・2023年度)
     ・生命保険経営学会 編集委員・海外ニュース委員
     ・千葉大学客員准教授(2023年度~) 【加入団体等】
     日本保険学会、社会政策学会、他
     博士(学術)

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