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- 中国大手のP2P互助、相次いで閉鎖、進む業界再編
2021年03月31日
■要旨
■目次
1――2021年3月、「軽松互助」、「水滴互助」が閉鎖
2――P2P互助事業を取り巻く環境の変化
3――経営形態の変容、P2P事業の閉鎖。今後は、最大規模の「相互宝」の動きを注視
- 中国において、P2P互助事業の閉鎖が相次いでいる。3月24日には「軽松互助」、次いで、26日には「水滴互助」も閉鎖を発表している。1月のフードデリバリー美団による「美団互助」の閉鎖以降、その連鎖が止まらない状態だ。
- 水滴互助は、会員規模から社会的な影響が大きく、救済措置をとった。会員が同意をすれば、引き続き水滴が取り扱う医療保険(保険期間1年、最高給付額50万元)に加入ができるというものだ。最初の1年の保険料は水滴側が負担する。水滴側としては一時的な補償は発生するものの、水滴互助の会員をそのまま引き継ぐこともできる。
- 最大規模のおよそ1億人の会員を抱え、これまでP2P互助事業の旗手であった相互宝(アントグループ)がどのような対応をとるのか。社会的な反響が大きいだけに、その動向が注目される。
■目次
1――2021年3月、「軽松互助」、「水滴互助」が閉鎖
2――P2P互助事業を取り巻く環境の変化
3――経営形態の変容、P2P事業の閉鎖。今後は、最大規模の「相互宝」の動きを注視
(2021年03月31日「基礎研レター」)
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03-3512-1784
経歴
- 【職歴】
2005年 ニッセイ基礎研究所(2022年7月より現職)
(2023年 東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程修了) 【社外委員等】
・日本経済団体連合会21世紀政策研究所研究委員
(2019~2020年度・2023年度~)
・生命保険経営学会 編集委員・海外ニュース委員
・千葉大学客員教授(2024年度~)
・千葉大学客員准教授(2023年度) 【加入団体等】
日本保険学会、社会政策学会、他
博士(学術)
片山 ゆきのレポート
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