2022年03月22日

米国の株式市場と債券市場、どちらの見通しが正しい?

金融研究部 主任研究員 前山 裕亮

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■要旨
 
  • 米国株式は2022年に入って金融引き締めの前倒し観測やロシアのウクライナ侵攻などが嫌気され大きく下落したが、3月中旬以降、反発している。
     
  • 米国株式が底堅い背景には米国経済や米国企業の業績が堅調であると株式市場で考えられているためである。
     
  • その一方で米国の債券市場では、長短金利差が縮小しており、景気後退が懸念されている。
     
  • 現時点では債券市場が先行きに対して悲観的になり過ぎていると思われるが、リスク・シナリオとして景気後退とともに米国株式が大きく下落する可能性も考慮して、今後の動向を注視していく必要があるだろう。


■目次

1――米国株式、反発
2――米株式市場では堅調な経済・企業業績を見込む
3――米債券市場では景気後退を示唆?
4――最後に
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金融研究部   主任研究員

前山 裕亮 (まえやま ゆうすけ)

研究・専門分野
株式市場・投資信託・資産運用全般

経歴
  • 【職歴】
    2008年 大和総研入社
    2009年 大和証券キャピタル・マーケッツ(現大和証券)
    2012年 イボットソン・アソシエイツ・ジャパン
    2014年 ニッセイ基礎研究所 金融研究部
    2022年7月より現職

    【加入団体等】
     ・日本証券アナリスト協会検定会員
     ・投資信託協会「すべての人に世界の成長を届ける研究会」 客員研究員(2020・2021年度)

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【米国の株式市場と債券市場、どちらの見通しが正しい?】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

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