2022年01月26日

米国株式、金利上昇への耐久力は?

金融研究部 主任研究員 前山 裕亮

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■要旨
 
  • 米国株式は2022年に入って米金融政策の先行きに対する不安感などから投資家がリスク回避的になり急落した。
     
  • 不安感が和らぐと落ち着きを取り戻し反発する可能性もあるが、その後は金融政策の正常化や利上げ、さらにそれに伴う長期金利の上昇によるマイナスと米企業の業績拡大によるプラスで株価はもみ合う展開が予想される。
     
  • 長期金利の上昇が緩やかで2022年末までに米10年国債利回りが2%程度に収まるならば、株価は2022年末までに急落前の水準まで戻る可能性もあるだろう。


■目次

1――2021年は年末にかけて投資する人が特に多かった米国株式
2――これから「 金利上昇 vs 業績拡大 」の展開
3――年末までに長期金利が2%超えると元の水準に戻るのが厳しい?
4――最後に
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金融研究部   主任研究員

前山 裕亮 (まえやま ゆうすけ)

研究・専門分野
株式市場・投資信託・資産運用全般

経歴
  • 【職歴】
    2008年 大和総研入社
    2009年 大和証券キャピタル・マーケッツ(現大和証券)
    2012年 イボットソン・アソシエイツ・ジャパン
    2014年 ニッセイ基礎研究所 金融研究部
    2022年7月より現職

    【加入団体等】
     ・日本証券アナリスト協会検定会員
     ・投資信託協会「すべての人に世界の成長を届ける研究会」 客員研究員(2020・2021年度)

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【米国株式、金利上昇への耐久力は?】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

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