- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 金融・為替 >
- 金融市場・外国為替(通貨・相場) >
- 粘り腰を見せる金価格~2022年の相場展望
2022年01月07日
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
3. 金融市場(12月)の振り返りと予測表
(10年国債利回り)
12月の動き 月初0.0%台半ばでスタートし、月末は0.0%台後半に。
月初、オミクロン株の感染拡大への警戒からリスクオフ地合いとなり金利は低下、6日には0.0%台前半に接近。しかし、翌7日には、「同株の重症化率は高くない」との見方が台頭して金利は持ち直した。その後は景気の先行き懸念が低下圧力となる一方で米インフレ懸念が上昇圧力となったほか、FOMCを控えて様子見地合いとなり、0.0%台半ばでの膠着が継続。下旬も決め手を欠き、方向感のない展開が続いたが、月終盤には「オミクロン株が経済に与える影響は限定的」との見方が強まり米金利上昇に引っ張られる形で金利が上昇、月末は0.0%台後半で終了した。
12月の動き 月初0.0%台半ばでスタートし、月末は0.0%台後半に。
月初、オミクロン株の感染拡大への警戒からリスクオフ地合いとなり金利は低下、6日には0.0%台前半に接近。しかし、翌7日には、「同株の重症化率は高くない」との見方が台頭して金利は持ち直した。その後は景気の先行き懸念が低下圧力となる一方で米インフレ懸念が上昇圧力となったほか、FOMCを控えて様子見地合いとなり、0.0%台半ばでの膠着が継続。下旬も決め手を欠き、方向感のない展開が続いたが、月終盤には「オミクロン株が経済に与える影響は限定的」との見方が強まり米金利上昇に引っ張られる形で金利が上昇、月末は0.0%台後半で終了した。
(ユーロドルレート)
12月の動き 月初1.13ドル台前半でスタートし、月末も1.13ドル台前半に。
月初、オミクロン株拡大に伴うリスクオフのユーロ売りや米金利上昇を受けて、7日に1.12ドル台半ばまで下落したが、7日には同株への警戒感緩和でユーロが買い戻され、1.13ドル台を回復。中旬も欧州でのオミクロン株拡大がユーロの圧迫材料となる一方、持ち高調整的なユーロ買いやECBの資産買入れ縮小決定が支えとなる形で、1.13ドルを挟んだ方向感のない展開が続いた。下旬にはオミクロン株への警戒感が緩和したことで、リスク選好的なユーロ買いが入る一方、米指標改善を受けたドル買いが上値を抑制、月末も1.13ドル台前半で終了した。
12月の動き 月初1.13ドル台前半でスタートし、月末も1.13ドル台前半に。
月初、オミクロン株拡大に伴うリスクオフのユーロ売りや米金利上昇を受けて、7日に1.12ドル台半ばまで下落したが、7日には同株への警戒感緩和でユーロが買い戻され、1.13ドル台を回復。中旬も欧州でのオミクロン株拡大がユーロの圧迫材料となる一方、持ち高調整的なユーロ買いやECBの資産買入れ縮小決定が支えとなる形で、1.13ドルを挟んだ方向感のない展開が続いた。下旬にはオミクロン株への警戒感が緩和したことで、リスク選好的なユーロ買いが入る一方、米指標改善を受けたドル買いが上値を抑制、月末も1.13ドル台前半で終了した。
(お願い)本誌記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本誌は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
(2022年01月07日「Weekly エコノミスト・レター」)
このレポートの関連カテゴリ

03-3512-1870
経歴
- ・ 1998年 日本生命保険相互会社入社
・ 2007年 日本経済研究センター派遣
・ 2008年 米シンクタンクThe Conference Board派遣
・ 2009年 ニッセイ基礎研究所
・ 順天堂大学・国際教養学部非常勤講師を兼務(2015~16年度)
上野 剛志のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2025/04/18 | トランプ関税発の円高は止まるか?~マーケット・カルテ5月号 | 上野 剛志 | 基礎研マンスリー |
2025/04/11 | 貸出・マネタリー統計(25年3月)~貸出金利は上昇中だが、貸出残高は増勢を維持、現金・普通預金離れが進む | 上野 剛志 | 経済・金融フラッシュ |
2025/04/07 | トランプ関税と円相場の複雑な関係~今後の展開をどう見るか? | 上野 剛志 | Weekly エコノミスト・レター |
2025/04/01 | 日銀短観(3月調査)~日銀の言う「オントラック」を裏付ける内容だが、トランプ関税の悪影響も混在 | 上野 剛志 | Weekly エコノミスト・レター |
新着記事
-
2025年05月01日
日本を米国車が走りまわる日-掃除機は「でかくてがさつ」から脱却- -
2025年05月01日
米個人所得・消費支出(25年3月)-個人消費(前月比)が上振れする一方、PCE価格指数(前月比)は総合、コアともに横這い -
2025年05月01日
米GDP(25年1-3月期)-前期比年率▲0.3%と22年1-3月期以来のマイナス、市場予想も下回る -
2025年05月01日
ユーロ圏GDP(2025年1-3月期)-前期比0.4%に加速 -
2025年04月30日
2025年1-3月期の実質GDP~前期比▲0.2%(年率▲0.9%)を予測~
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年04月02日
News Release
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
【粘り腰を見せる金価格~2022年の相場展望】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
粘り腰を見せる金価格~2022年の相場展望のレポート Topへ