2021年08月17日

世界における中国生保市場(2020年)【アジア・新興国】中国保険市場の最新動向(48)

保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 片山 ゆき

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■要旨

新型コロナウイルスに翻弄された2020年、世界における中国生保市場は2位に躍進した。感染拡大期に消費全体が落ち込む中でも、医療保険を中心とした保険商品への需要が高かった点が奏功した。販売チャネルはオンラインの利用意向が高まるものの、代理人を通じたチャネルも支持されており、今後はオンラインとオフラインの相互利用が進むと考えられる。

■目次

はじめに
1――中国の生保市場、世界第2位に。新型コロナを経て、首位の米国との差は縮小へ。
2――中国生保市場:新型コロナウイルスの感染拡大期、収束以降も高い保険需要。
3――重大疾病保障の必要性は高いとは認識しつつも、入院給付等を考えた医療保険の加入を優先。
 今後はITプラットフォーマーを通じた加入意向が高まるも代理人などとのオンラインとオフライ
 ンの相互利用が進む。
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保険研究部   主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任

片山 ゆき (かたやま ゆき)

研究・専門分野
中国の社会保障制度・民間保険

経歴
  • 【職歴】
     2005年 ニッセイ基礎研究所(2022年7月より現職)
     (2023年 東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程修了) 【社外委員等】
     ・日本経済団体連合会21世紀政策研究所研究委員
     (2019年度・2020年度・2023年度)
     ・生命保険経営学会 編集委員・海外ニュース委員
     ・千葉大学客員准教授(2023年度~) 【加入団体等】
     日本保険学会、社会政策学会、他
     博士(学術)

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レポート紹介

【世界における中国生保市場(2020年)【アジア・新興国】中国保険市場の最新動向(48)】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

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