- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 保険 >
- 中国・アジア保険事情 >
- 中国の生命保険市場(2019年版)基礎データ【アジア・新興国】中国保険市場の最新動向(46)
2021年02月16日
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
■要旨
■目次
1-市場概況
2-商品構成
3-販売チャネル構成
4-保険金、解約払戻金の支払い状況
5-主要な保険会社の業績状況
6-資産運用状況
7-収支状況
8-保険の地域別普及状況〔生損保合計〕
9-世界における中国生命保険市場の位置づけ
- 2019年の中国生保市場は、2017年、2018年の市場の健全化を経て、成長が大幅に回復した。収入保険料は前年比13.8%増の3兆995億元で、日本円では約62兆円規模に相当する。中国の生保市場は直近5年間で2.4倍に拡大している。
- 生保市場における商品構成や販売チャネルも市場の健全化策を受けて、2018年とほぼ同様に推移している。商品としては有配当保険が全体の4割を占め、次いで無配当保険が3割を占めた。医療保険も全体の2割を占めるまで拡大している。
- 大手生保3社は中国人寿、平安人寿、太平洋人寿であった。特に平安人寿については、他社に先駆けて2014年に導入したフィンテック戦略が奏功しており、市場占有率が首位の中国人寿に肉薄しつつある。
- 世界における中国生保市場の位置づけとしては、米国、日本についで3位となった。人口規模や地域の経済格差から保険の普及度合いは世界平均にさえ達していないものの、成長率は上位5か国のうち最も高く、今後の成長余地は大きいといえる。
■目次
1-市場概況
2-商品構成
3-販売チャネル構成
4-保険金、解約払戻金の支払い状況
5-主要な保険会社の業績状況
6-資産運用状況
7-収支状況
8-保険の地域別普及状況〔生損保合計〕
9-世界における中国生命保険市場の位置づけ
(2021年02月16日「保険・年金フォーカス」)
このレポートの関連カテゴリ

03-3512-1784
経歴
- 【職歴】
2005年 ニッセイ基礎研究所(2022年7月より現職)
(2023年 東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程修了) 【社外委員等】
・日本経済団体連合会21世紀政策研究所研究委員
(2019~2020年度・2023年度~)
・生命保険経営学会 編集委員・海外ニュース委員
・千葉大学客員教授(2024年度~)
・千葉大学客員准教授(2023年度) 【加入団体等】
日本保険学会、社会政策学会、他
博士(学術)
片山 ゆきのレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2025/03/18 | 中国で求められる、働きやすく、子育てしやすい社会の整備【アジア・新興国】中国保険市場の最新動向(68) | 片山 ゆき | 保険・年金フォーカス |
2025/02/18 | 中国版iDeCo、全国実施へ【アジア・新興国】中国保険市場の最新動向(67) | 片山 ゆき | 保険・年金フォーカス |
2024/12/23 | 医療保険ウォレット、試行開始(中国) | 片山 ゆき | 研究員の眼 |
2024/12/17 | 黒龍江省の会社員向け年金の積立残高がプラスとなったのはなぜか | 片山 ゆき | 保険・年金フォーカス |
新着記事
-
2025年03月25日
今週のレポート・コラムまとめ【3/18-3/24発行分】 -
2025年03月24日
なぜ「ひとり焼肉」と言うのに、「ひとりコンビニ」とは言わないのだろうか-「おひとりさま」消費に関する一考察 -
2025年03月24日
若い世代が求めている「出会い方」とは?-20代人口集中が強まる東京都の若者の声を知る -
2025年03月24日
中国:25年1~3月期の成長率予測-前期から減速。目標達成に向け、政策効果でまずまずの出だしに -
2025年03月24日
パワーカップル世帯の動向-2024年で45万世帯に増加、うち7割は子のいるパワーファミリー
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
【中国の生命保険市場(2019年版)基礎データ【アジア・新興国】中国保険市場の最新動向(46)】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
中国の生命保険市場(2019年版)基礎データ【アジア・新興国】中国保険市場の最新動向(46)のレポート Topへ