2021年08月05日

直前に迫る、ベビーブーム世代の大量退職と年金問題(中国)

保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 片山 ゆき

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■要旨

中国は、2022年以降、1963年をピークとするベビーブーム世代が定年退職を迎える。ベビーブーム世代の大量退職は生産年齢人口の減少となり、社会保障制度の持続可能性にとっても大きな挑戦となる。人口問題と同様に、老後を支える年金制度も歴史的な転換にある。年金の主務官庁は今般、今後5年間取り組むべき課題や目標を発表した。

■目次

1――2022年以降、1963年をピークとするベビーブーム世代が大量退職へ
2――2020年、年金扶養率は1.57まで縮小。ベビーブーム世代の定年退職は年金積立金の
  余裕度が低い地域を直撃。
3――年金制度に関する今後5年間の整備目標
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保険研究部   主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任

片山 ゆき (かたやま ゆき)

研究・専門分野
中国の社会保障制度・民間保険

経歴
  • 【職歴】
     2005年 ニッセイ基礎研究所(2022年7月より現職)
     (2023年 東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程修了) 【社外委員等】
     ・日本経済団体連合会21世紀政策研究所研究委員
     (2019年度・2020年度・2023年度)
     ・生命保険経営学会 編集委員・海外ニュース委員
     ・千葉大学客員准教授(2023年度~) 【加入団体等】
     日本保険学会、社会政策学会、他
     博士(学術)

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