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世界各国の金融政策・市場動向(2021年1月)-これまでの株高、ドル安傾向に一服感も

経済研究部 主任研究員 高山 武士
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1.概要:株価は1月後半にかけて調整が進む
1 本稿では金融政策はG20について確認する。また、株価・為替についてはMSCI ACWIの指数を構成する50か国・地域について確認する(2020年11月末よりMSCIの新興国としてクウェートが追加されている)。中国と記載した場合は中国本土を指し香港は除く。また、香港等の地域も含めて「国」と記載する。
2.金融政策:1月は様子見姿勢
新興国のうちトルコは、インフレや通貨高を警戒して昨年12月まで2会合連続で、政策金利の引き上げを決定していたが1月は政策金利を据え置いた。
3.金融市場:1月上旬は新興国株中心に上昇したが、月後半にかけて調整が進む
ドル高は1月上旬に進んでおり、米景気回復期待や米金利上昇に伴う、ドル買い圧力の高まりを反映したものと見られる。
2 個人投資家による、米交流サイト「レディット(reddit)」における売買を促す動きと、株取引アプリ「ロビンフッド」を利用した短期売買が相場急変の一因と見られている。
3 新興国では中国金融政策当局の委員によるバブル警戒発言なども調整を促したとされる。
4 名目実効為替レートは2021年1月22日の前月末比で算出。
(お願い)本誌記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本誌は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
(2021年02月01日「経済・金融フラッシュ」)
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03-3512-1818
- 【職歴】
2006年 日本生命保険相互会社入社(資金証券部)
2009年 日本経済研究センターへ派遣
2010年 米国カンファレンスボードへ派遣
2011年 ニッセイ基礎研究所(アジア・新興国経済担当)
2014年 同、米国経済担当
2014年 日本生命保険相互会社(証券管理部)
2020年 ニッセイ基礎研究所
2023年より現職
・SBIR(Small Business Innovation Research)制度に係る内閣府スタートアップ
アドバイザー(2024年4月~)
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会 検定会員
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