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適温相場からの急落の背景-近年の金融市場のテールリスクについての考察

金融研究部 准主任研究員・サステナビリティ投資推進室兼任 原田 哲志
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新型コロナウイルスの感染が拡大する前までは、金融市場はボラティリティが低下し、一見、平穏な「適温相場」と言われていた。
これは、グローバル経済の低成長化やサービス化、各国中央銀行による金融緩和の積極化が背景となっていると考えられる。その一方で、新型コロナウイルス感染拡大といった一般的な景気循環とは異なる出来事によるテールリスクは依然として潜在していた。
複雑な要素が絡み合う現在の金融市場においては、リスクの指標としてボラティリティだけではなく、複数の指標から多面的にリスクを評価・分析し、それに備える必要性が高まっていると言えるだろう。
■目次
1――平穏な相場環境からの突然の急落
2――ボラティリティが低下する一方でテールリスクは上昇
3――ボラティリティ低下とテールリスク上昇の背景
4――多面的なリスク評価の必要性
(2020年04月28日「基礎研レター」)

03-3512-1860
- 【職歴】
2008年 大和証券SMBC(現大和証券)入社
大和証券投資信託委託株式会社、株式会社大和ファンド・コンサルティングを経て
2019年 ニッセイ基礎研究所(現職)
【加入団体等】
・公益社団法人 日本証券アナリスト協会 検定会員
・修士(工学)
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