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高齢者の運転免許返納は増加したか?~返納率は上昇するも、都道府県差は拡大

保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 村松 容子
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警察庁の「運転免許統計」によると、2019年に運転免許の自主返納は、およそ60.1万件と、過去最多となった。その背景には、高齢運転者による車の暴走事故や逆走などが後を絶えないことがある。
その一方で、免許返納率の都道府県差は拡大傾向にある。移動手段が確保できないため免許を返納しにくい地域も多いことから、高齢者が安全に運転するための免許更新の厳格化や、自動ブレーキのような安全装置を搭載する自動車限定の免許導入が検討されている。
本稿では、2019年の免許返納状況と、今国会に提出された道路交通法の改正案を紹介する。■目次
1――2019年5~7月は、交通事故による死者数が大幅に減少。85歳以上の死亡事故も減少。
2――高齢者の免許返納率は上昇するも、都道府県差は拡大
1|全国の免許返納率は上昇
2|返納率の都道府県差が拡大
3――高齢運転者対策~運転技能検査の厳格化や「サポカー限定免許」の導入の議論が進む
(2020年03月31日「基礎研レター」)

03-3512-1783
- 【職歴】
2003年 ニッセイ基礎研究所入社
村松 容子のレポート
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