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1――リスクパリティ型株式ファンドの地域ごとに異なるダウンサイドリスク低減効果
2――リスクパリティ型超過収益の要因分析
ファクター分解の結果(図表3)から、まず、マーケット係数は、有意水準1%で1より有意に小さいことが確認できた。従って、リスクパリティ型は株式市場全体との連動性が低く、市場の急落時において下落幅は小さくなる。このような効果は一般に、低ベータ効果と呼ばれる。例えば、日本の場合、マーケットインデックスが10%下落すると、計算上、リスクパリティ型の下落幅は8.7%となり、+1.3%の超過収益を得ることが期待できることになる。
さらに、3ファクター調整後の超過収益率(図中、α)は、いずれの市場も有意水準1%でプラスであった。リスクパリティ型は、低ベータ効果、小型株効果、バリュー株効果では説明できない、プラスの超過収益が確認された。
1 “Common Risk Factors in the Returns on Stocks and Bonds,”Journal of Financial Economics, 33 (1993), pp. 3-56.
3――リスクパリティ型のダウンサイドリスク低減効果の要因分析
(お願い)本誌記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本誌は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
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水野 友理那
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(2019年10月31日「基礎研レター」)
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