- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 社会保障制度 >
- 医療保険制度 >
- 医師の需給バランス-医師の偏在は是正されるか?
医師の需給バランス-医師の偏在は是正されるか?

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員 篠原 拓也
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
日本では、少子高齢化が進行するなかで、医療・介護の提供について、新たな枠組みが整備されつつある。ただし現状では、医師について診療科と地域の2つの面で、需給バランスに課題がある。この課題について、厚生労働省は分科会を通じて検討を進めてきた。今般、その検討結果が、第4次中間取りまとめとして公表された。
本稿では、その内容をもとに、日本の医師の配置の現状や見通しについて、みていくこととしたい。
■目次
1――はじめに
2――日本の医師の現状
1|医師数は、戦後一貫して増加している
2|複数の診療科を標榜する、小児科医や産婦人科医は減少している
3――医師偏在指標
1|医師偏在指標により、医療圏ごとの医師偏在度合いが数値化された
2|2036年度が医師偏在是正の目標年とされた
3|医師偏在指標の暫定値と、それに基づく医師少数区域と医師多数区域が示された
4――医師確保計画・医師偏在対策
1|医師多数の都道府県では、他の都道府県からの医師の確保は行わないこととされた
2|医学部の地域枠・地元出身者枠は別枠方式しか認めないこととされた
3|外来医療の偏在対策のため、外来医師偏在指標が設定された
4|診療科ごとに必要医師数が明確化され、産科・小児科については医師偏在指標が
設けられた
5|医師が少ない地域での勤務のインセンティブとなる認定制度が設けられた
5――おわりに (私見)
(2019年05月10日「基礎研レター」)

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員
篠原 拓也 (しのはら たくや)
研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務
03-3512-1823
- 【職歴】
1992年 日本生命保険相互会社入社
2014年 ニッセイ基礎研究所へ
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
篠原 拓也のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2025/04/28 | リスクアバースの原因-やり直しがきかないとリスクはとれない | 篠原 拓也 | 研究員の眼 |
2025/04/22 | 審査の差の定量化-審査のブレはどれくらい? | 篠原 拓也 | 研究員の眼 |
2025/04/15 | 患者数:入院は減少、外来は増加-2023年の「患者調査」にコロナ禍の影響はどうあらわれたか? | 篠原 拓也 | 基礎研レター |
2025/04/08 | センチネル効果の活用-監視されていると行動が改善する? | 篠原 拓也 | 研究員の眼 |
新着記事
-
2025年05月02日
金利がある世界での資本コスト -
2025年05月02日
保険型投資商品等の利回りは、良好だったが(~2023 欧州)-4年通算ではインフレ率より低い。(EIOPAの報告書の紹介) -
2025年05月02日
曲線にはどんな種類があって、どう社会に役立っているのか(その11)-螺旋と渦巻の実例- -
2025年05月02日
ネットでの誹謗中傷-ネット上における許されない発言とは? -
2025年05月02日
雇用関連統計25年3月-失業率、有効求人倍率ともに横ばい圏内の動きが続く
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年04月02日
News Release
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
【医師の需給バランス-医師の偏在は是正されるか?】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
医師の需給バランス-医師の偏在は是正されるか?のレポート Topへ