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木を見て森を見ざることなかれ-基本ポートフォリオからの乖離が意味すること

金融研究部 取締役 研究理事 兼 年金総合リサーチセンター長 兼 ESG推進室長 德島 勝幸
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年金運用において基本ポートフォリオを設定することは、運用の起点であり根幹でもある。投資対象や中期的な観点からの運用スタンスなどは、ほぼ基本ポートフォリオにおいて規定される。実際の運用を行っていると、中期的な想定である基本ポートフォリオから環境やパフォーマンスによって、徐々に資産構成の乖離が生じることも珍しくない。想定していた配分比から著しく乖離の生じた場合には、リバランスを実施して当初の値に近づける。これは、年金運用におけるリスク管理の基本であるとされる。しかし、乖離の発生を単純に数値で捉えるだけでなく、その背景にある要因をも確認するべきである。木(「数値」)を見て、森(「背景」)の意味することを理解しなければならない。
■目次
1――はじめに
2――GPIFに見る基本ポートフォリオの例
3――乖離許容幅とリバランス
4――基本ポートフォリオと乖離許容幅の意味
(2018年08月23日「基礎研レター」)

03-3512-1845
- 【職歴】
・1986年 日本生命保険相互会社入社
・1991年 ペンシルバニア大学ウォートンスクールMBA
・2004年 ニッセイアセットマネジメント株式会社に出向
・2008年 ニッセイ基礎研究所へ
・2021年より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会検定会員
・日本ファイナンス学会
・証券経済学会
・日本金融学会
・日本経営財務研究学会
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