2018年07月24日

夏に売れるのはアイスクリームと何?-ランドセル商戦の変容と市場拡大~消費者の今を知る

生活研究部 主任研究員   久我 尚子

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■要旨
 
  • 夏に売れるもの1つにランドセルがある。以前は入学直前の冬がピークだったが、お盆の帰省時に祖父母が孫のために購入する需要を見込み、早々と新商品を展開する百貨店やメーカーが増えた。購入商品の検討は春に開始する家庭が多いため、ランドセル商戦は入学1年前から始まっており、今では「ラン活」という言葉もあるそうだ。
     
  • ランドセルの色は多様化し、価格帯は上昇している。高級自動車メーカーや高級アパレルブランドによる10万円を超えるランドセルもあるそうだ。少子化は進行しているが、2006年頃から平均価格が上昇しているため、ランドセル市場規模は拡大している。
     
  • 祖父母の購入が増えた理由は少子化による「6ポケット」現象に加えて、小学生の親世代の経済状況の厳しさがある。現在、正規雇用者では30~40代で年収が伸びにくくなっている。ランドセル市場の拡大は、しばらく続く可能性が高いが、大規模なリストラなどに直面した世代が祖父母となる頃には頭打ちになるのかもしれない。

■目次

1――夏に売れるのはアイスクリームとランドセル
  ~ランドセル商戦は入学1年前の春からスタート
2――変貌するランドセル市場
  ~商品の多様化、価格帯上昇で少子化でも市場拡大
3――祖父母のランドセル購入理由
  ~少子化で数少ない孫を喜ばせたい、親世代の経済状況の厳しさ
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生活研究部   主任研究員

久我 尚子 (くが なおこ)

研究・専門分野
消費者行動、心理統計、保険・金融マーケティング

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