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まちづくりレポート|みんなで創るマチ 問屋町(といやちょう)-若い店主とオーナーの連携によりさらなるブランド価値向上に挑む岡山市北区問屋町

社会研究部 都市政策調査室長・ジェロントロジー推進室兼任 塩澤 誠一郎
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かつて計画的に造ったまちの特徴を生かして、倉庫だった建物を活用し、魅力的な店舗にリノベーションして、人を呼び込みそれをエリア全体に波及させていく。中心市街地から3キロの距離にある卸売団地を、中国・四国地方を代表するオシャレなまちに変えたこの手法は、既に全国のまちづくり関係者に知られ、学ぼうとしている地域は少なくない。
だが、問屋町のまちづくりに学ぶべき重要な点はそれだけではない。問屋町は、若いテナント店主とビルオーナーという立場が異なる者同士が連携していい店をつくり、一緒に動き出すことで、まちづくりをかたちにしていった。そして現在、さらなるまちのブランド価値向上に挑んでいる。
■目次
1――問屋町というまちの個性
1|ナショナルチェーン店を持たない個性的な店舗
2|中心部から3km立地、広い道路幅員
3|倉庫を改装したテナントビル
2――問屋町ブランドを確立するまで
1|卸売業以外の入居を認める
2|リノベーション
3|店舗の増加
4|賃料の低さと路上駐車
3――まちづくりの転機、「みんなで創るマチ」へ
1|家賃の高騰、ブランディングにそぐわない店の立地、駐車マナーの悪化
2|テナント会の発足
3|モノサシ
4――みんなで創るマチを具現化する
1|委員会活動による組合とテナント会の協力
2|自分たちが面白いと思うことをして、自分たちが楽しむテナント会
5――現状の課題と第2のブランディング
1|厳しい経営状況
2|マンション住民
3|第2のブランディング
4|オレンジホールの解体再開発
6――問屋町から学ぶまちづくりにとって大切なこと
(2017年03月29日「基礎研レポート」)

03-3512-1814
- 【職歴】
1994年 (株)住宅・都市問題研究所入社
2004年 ニッセイ基礎研究所
2020年より現職
・技術士(建設部門、都市及び地方計画)
【加入団体等】
・我孫子市都市計画審議会委員
・日本建築学会
・日本都市計画学会
塩澤 誠一郎のレポート
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