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- Jリート市場は年間6%上昇。物件取得額は過去3番目の高水準-不動産クォータリー・レビュー2016年第4四半期
2017年02月06日
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全国61都市のホテル客室稼働率(2016年12月)は前年同月比0.3%上昇の77.1%となった。2016年は年間を通じて高稼動を維持したものの、前年を下回る月も度々出現した(図表-15)。2016年の訪日外国人客数は前年比22%増加の約2,403万人となり4年連続で過去最高を更新した(図表-16)。クルーズ船寄港数の増加や訪日プロモーション効果、ビザ緩和などを背景に、主要20市場のうちロシアを除く19市場で過去最高を記録した。一方、外国人の延べ宿泊者数や旅行消費額は訪日客数の増加率と比べて伸び悩んだ。2016年の外国人の延べ宿泊者数は前年比8.5%増加(図表-17)、旅行消費額は前年比8%増加の約3.7兆円、1人当たり支出は▲11%減少の約15.6万円で中国の減少(前年比▲18%)が目立つ結果となった。今後のホテル市場については、円安や景気回復に伴う日本人を含めた宿泊者数の動向、民泊に関する法整備、ホテルの新規開発の影響などが注目される。
3 J-REITが所有する先進物流施設では、引き続き賃料が上昇している。GLP投資法人(2016年8月期)の増額改定(全体の78%)における上昇率はプラス10.3%、日本プロロジスリート投資法人(2016年11月期)の改定賃料変動率はプラス2.0%である。
(2017年02月06日「不動産投資レポート」)
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経歴
- 【職歴】
1993年 日本生命保険相互会社入社
2005年 ニッセイ基礎研究所
2019年4月より現職
【加入団体等】
・一般社団法人不動産証券化協会認定マスター
・日本証券アナリスト協会検定会員
岩佐 浩人のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
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