- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- アジア経済 >
- 【東南アジア経済】ASEANの製造業生産(9月号)~中国向け輸出の下振れで生産鈍化
2016年09月14日
【東南アジア経済】ASEANの製造業生産(9月号)~中国向け輸出の下振れで生産鈍化
03-3512-1780
このレポートの関連カテゴリ
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
タイの16年7月の製造業生産指数は前年同月比5.1%減(前月:同1.4%増)と低下し、5ヵ月ぶりのマイナスとなった(図表2)。高水準の家計債務を背景に家計の購買力の回復が鈍いなか、輸出が下振れしたことが重石となった。業種別に見ると、全21業種中6業種が前年同月比で増加、15業種が減少した。7月は自動車が同9.8%減(前月:同9.3%増)と前月までの新車効果の反動で大きく低下した。またエアコンとソーラーパネルの輸出増で好調が続いた電気機械・器具も同4.8%減(前月:同8.1%増)と大幅に低下した。このほか化学製品(同10.2%減)や食料・飲料(同2.1%減)、織物(同12.3%減)、アパレル(同24.6%減)、ゴム・プラスチック製品(同13.7%減)など幅広い品目で減少傾向が見られた。一方、ハードディスクを含むオフィス用機器は同3.7%増(前月:同9.3%減)と21ヵ月ぶりにプラスに転じた。
7月の出荷指数は同3.0%減(前月:同1.0%増)、在庫指数は同0.3%減(前月:同0.1%増)とそれぞれ低下した結果、出荷・在庫バランス(出荷前年比-在庫前年比)は▲2.6%ポイント(前月:+0.9%ポイント)とマイナスに転じた。また7月の設備稼働率は62.3%(前月:66.7%)と、生産が鈍化した影響で低下した。
マレーシアの16年7月の鉱工業生産指数は前年同月比4.1%増と、前月の同5.2%から低下した。業種別に見ると、全体の7割弱を占める製造業が同3.2%増(前月:同4.6%増)、電力が同7.2%増(前月:同8.7%増)と、それぞれ低下した。鉱業は同6.0%増(前月:同6.4%増)と小幅に低下したものの、2ヵ月連続で堅調な伸びを記録した。
製造業の内訳を見ると、全23業種中21業種が前年同月比で増加、2業種が減少した。主力のコンピュータ、電子・光学製品は同4.2%増(前月:同9.4%増)、石油製品は同3.6%増(前月:同5.1%増)、化学製品は同4.6%増(前月:同5.6%増)、ゴム・プラスチック製品(同4.3%増)と、それぞれ低下した。一方、食品は同2.0%増(前月:同9.5%減)と、4ヵ月ぶりのプラスに転じた(図表3)。
1 インドネシアの製造業生産の業種別指数は四半期毎に開示されるため、国別の記述は割愛する。
(2016年09月14日「経済・金融フラッシュ」)
このレポートの関連カテゴリ
03-3512-1780
新着記事
-
2025年12月16日
日銀利上げが確実視、でも進まない円高の行方~マーケット・カルテ1月号 -
2025年12月16日
講義中にネトフリを見る学生たち-8割の学生が「講義中に動画を見たことがある」と回答 -
2025年12月16日
変わるクリスマス~「誰と過ごすか」から「どう過ごしたいか」へ-データで読み解く暮らしの風景 -
2025年12月16日
中国の社会保障財政(2024年)【アジア・新興国】中国保険市場の最新動向(72) -
2025年12月16日
今週のレポート・コラムまとめ【12/9-12/15発行分】
お知らせ
-
2025年12月16日
News Release
令和7年度 住宅ストック維持・向上促進事業「良質住宅ストック形成のための市場環境整備促進事業」に関するシンポジウムの開催
-
2025年12月01日
News Release
-
2025年12月01日
News Release
【【東南アジア経済】ASEANの製造業生産(9月号)~中国向け輸出の下振れで生産鈍化】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
【東南アジア経済】ASEANの製造業生産(9月号)~中国向け輸出の下振れで生産鈍化のレポート Topへ










