- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- ジェロントロジー(高齢社会総合研究) >
- 高齢者の医療・介護 >
- 骨折が先か、骨粗鬆症が先か
骨折が先か、骨粗鬆症が先か
保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 村松 容子
■要旨
骨折は要介護状態になる要因の1つである。中でも要介護状態になることが多いとされる大腿部の骨折の多くが骨粗鬆症に起因すると考えられている。早期に治療を開始することによって骨折や腰痛といった傷病をある程度防ぐことができるため、健康診断で骨粗鬆症検診を実施している団体は多い。しかし、全国に推定1280万人いるとされる骨粗鬆症患者のうち、適切な治療を受けているのは一部でしかないようだ。その理由としては、骨密度が低下したり骨質が劣化するだけでは自覚症状がないことがあげられるだろう。むしろ、骨折や腰痛などの症状が出て初めて受診し、骨折や腰痛の治療の過程で骨粗鬆症の治療も始めるケースが多いと考えられる。
そこで本稿では、レセプトデータを使用して、骨粗鬆症と骨折や腰痛などの傷病との併発状況を概観した上で、それらの骨粗鬆症とそれらの傷病のうち、どちらの治療を先に開始しているかを分析した。
03-3512-1783
- 【職歴】
2003年 ニッセイ基礎研究所入社
(2014年02月05日「基礎研レター」)
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年05月10日
米国消費者の生命保険ニーズギャップは過去最大-コロナ禍以降、ニーズギャップは拡大- -
2024年05月10日
英国金融政策(5月MPC公表)-6会合連続で政策金利据え置きを決定 -
2024年05月10日
米労働市場の減速は続くか-中小企業を中心に労働需要が低下するほか、移民増加が賃金上昇圧力を緩和する可能性 -
2024年05月10日
投資部門別売買動向(24年4月)~個人は2カ月連続買い越し~ -
2024年05月10日
Japan Real Estate Market Quarterly Review-First Quarter 2024
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
【骨折が先か、骨粗鬆症が先か】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
骨折が先か、骨粗鬆症が先かのレポート Topへ