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2025年10月17日

EUの金融システムのリスクと脆弱性(2025秋)-欧州の3つの金融監督当局の合同委員会報告書

保険研究部 主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任 安井 義浩

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■要旨

2025年9月19日、欧州の銀行、保険・年金基金、証券の3つの監督当局(EBA:銀行、EIOPA:保険・年金基金、ESMA:証券、総称してESA)がEU金融システムのリスクと脆弱性に関する2025秋の合同委員会報告書を公表した。この報告書は、世界貿易と世界の安全保障構造における緊張がいかに地政学的な不確実性を深めているかを強調している。当局は警戒を強化し、今日の緊張した予測不可能な環境において、適切な引当金を維持するよう金融機関に求めている。

■目次

1――2025秋の金融リスクなど
2――報告書の内容
  1|金融情勢の認識
  2|セクター別のリスク状況
  3|米国の関税変更の影響について
  4|防衛費支出の増加の影響について
  5|政策措置に関する勧告
3――今後の動きについて

本資料記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と完全性を保証するものではありません。
また、本資料は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。

(2025年10月17日「基礎研レター」)

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保険研究部   主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任

安井 義浩 (やすい よしひろ)

研究・専門分野
保険会計・計理、共済計理人・コンサルティング業務

経歴
  • 【職歴】
     1987年 日本生命保険相互会社入社
     ・主計部、財務企画部、調査部、ニッセイ同和損害保険(現 あいおいニッセイ同和損害保険)(2007年‐2010年)を経て
     2012年 ニッセイ基礎研究所

    【加入団体等】
     ・日本アクチュアリー会 正会員
     ・日本証券アナリスト協会 検定会員

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