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2025年09月05日

保険会社のAIに関するガバナンス(欧州)-EIOPAから各国監督当局への意見の公表

保険研究部 主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任 安井 義浩

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■要旨

2025年8月6日、EIOPA(欧州保険・企業年金監督機構)から、各国の保険・年金監督当局宛に、AIガバナンスのあり方に関する意見が公表された。この意見書の適用範囲は、AI法において禁止も高リスク認定もされていない保険分野のAIシステムのリスクで、こうした範囲については、保険業界独自に規制を行うための考慮すべき要件を明確にする必要がある。検討項目としては、ガバナンス、記録管理、公平性、説明可能性、人間による監視などがあり、より詳細な分析を行い、必要に応じてさらなるガイダンスを提供することも予定している。

■目次

1――はじめに
2――意見書の内容
  1|背景・目的・適用範囲
  2|AIに関するガバナンスと、リスク管理フレームワーク
3――おわりに

本資料記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と完全性を保証するものではありません。
また、本資料は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。

(2025年09月05日「保険・年金フォーカス」)

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保険研究部   主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任

安井 義浩 (やすい よしひろ)

研究・専門分野
保険会計・計理、共済計理人・コンサルティング業務

経歴
  • 【職歴】
     1987年 日本生命保険相互会社入社
     ・主計部、財務企画部、調査部、ニッセイ同和損害保険(現 あいおいニッセイ同和損害保険)(2007年‐2010年)を経て
     2012年 ニッセイ基礎研究所

    【加入団体等】
     ・日本アクチュアリー会 正会員
     ・日本証券アナリスト協会 検定会員

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