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2025年05月23日

金融システムの安定性に関わる人工知能(AI)の利点とリスク(英国)-イングランド銀行金融安定政策委員会の公表資料より

保険研究部 主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任 安井 義浩

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■要旨

イングランド銀行(BOE)の金融安定政策委員会(FPC:Financial Policy Committee)は、2025年4月9日、「金融の安定性:金融システムにおけるAIに焦点をあてて」という報告書を公表した。これはマクロ金融システムを安定させることを所管するFPCの、定期的な見解表明の一環である。AIの利用には多くの利点があるが、未知のリスクもあり、今後AIの進展や考慮すべきリスクの調査を行なっていくこととしている。

■目次

1――はじめに
2――報告書の内容
  1|背景~AIのメリットと金融システムにおける役割
  2|金融安定性に関わるリスクと影響
  3|AIに関連するリスクの監視に対するFPCの取り組み
3――おわりに

本資料記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と完全性を保証するものではありません。
また、本資料は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。

(2025年05月23日「基礎研レター」)

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保険研究部   主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任

安井 義浩 (やすい よしひろ)

研究・専門分野
保険会計・計理、共済計理人・コンサルティング業務

経歴
  • 【職歴】
     1987年 日本生命保険相互会社入社
     ・主計部、財務企画部、調査部、ニッセイ同和損害保険(現 あいおいニッセイ同和損害保険)(2007年‐2010年)を経て
     2012年 ニッセイ基礎研究所

    【加入団体等】
     ・日本アクチュアリー会 正会員
     ・日本証券アナリスト協会 検定会員

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レポート紹介

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