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確定拠出年金での運用について考える~リスクをとるなら日本株、それとも外国株?~
取締役 前田 俊之
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世界的な景気減速が懸念される中、NYダウは最高値を記録した。その背景には金融政策を巡る思惑など短期的な要素もあると思われるが、米国経済の長期的な成長力に対する信頼感があればこその動きであろう。指標として使ったMSCI-Kokusaiには日本を除く先進22か国の株式市場時価総額の85%程度が反映されている。中には日本と同様に高齢化による経済の停滞も懸念される国々も含まれるが、米国が6割弱を占めその他にも経済成長を期待できる国がある。長く投資を続ける前提で考えると外国株に軍配が上がりそうだと述べた根拠はここにある。筆者が老後の備えを意識したのは今から20年ほど前のことだが、当時は確定拠出型年金もなければ外国株に対する投資機会も限られていた。現在では確定拠出年金向けの運用商品にMSCI-Kokusaiをベンチマークとしたものが多数出てきていることは心強い。これから長い人生を歩む若いビジネスパーソンにとって外国株への投資は検討の価値がありそうだ。
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前田 俊之 (まえだ としゆき)
研究・専門分野
(2016年07月29日「研究員の眼」)
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