2015年11月04日

最近の人民元と今後の展開(2015年11月号)

経済研究部 上席研究員   三尾 幸吉郎

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○ 10月の人民元相場(対米国ドル)は基準値・市場実勢ともに1米国ドル=6.35元を挟んで推移した後、10月末には市場実勢だけが急伸して取引を終えた。この結果、基準値と市場実勢の乖離が0.5%まで拡大したが、この乖離は一時的で11月には収束すると思われる。

○ 11月の人民元(市場実勢)はボックス圏での推移を予想している(取引レンジは1米国ドル=6.28~6.40元)。10月末の急伸が中国当局による元買いドル売り介入によるものだとすれば、人民元が上値を試す可能性も否定できない。但し、中国では景気の減速が続いており、下旬には米国の利上げが視野に入ってくるため、地合いは徐々に軟調に戻ると思う。

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経済研究部   上席研究員

三尾 幸吉郎 (みお こうきちろう)

研究・専門分野
中国経済

(2015年11月04日「経済・金融フラッシュ」)

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