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■見出し
1――都市空間構造の再編と地域包括ケア推進体制
2――医療・介護施設の誘導手法
3――誘導手法導入の留意点
4――高齢者福祉の推進体制と将来都市空間構造を結びつけた議論が求められる
■introduction
富山市の「コンパクトなまちづくり」に向けたこれまでの取り組みは、公共交通を軸とした徒歩圏への居住を誘導することにより日常生活圏域の再編を促し、それに応じて医療・介護施設を含む諸機能の集積へ導いていく戦略であったが、最近になって医療・介護施設の誘導も開始した。
こうした動きを踏まえ、さらにもう一歩踏み込んで考えるならば、高齢者の生活に不可欠な医療・介護施設の積極的な立地促進を戦略的に進め、その魅力によって高齢者の居住を誘導し、都市空間構造の再編へと導くことも考えられるのではないか。
そこで、医療・介護施設等の立地誘導策を考察した。ただし、実際に誘導手法を導入する際には、立地を促進する必要があるかどうかの見極めが重要になる。そのためには、都市政策と高齢者福祉政策が連携して、高齢者福祉の推進体制と将来都市空間構造を結びつけた具体的な議論が求められる。
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03-3512-1814
- 【職歴】
1994年 (株)住宅・都市問題研究所入社
2004年 ニッセイ基礎研究所
2020年より現職
・技術士(建設部門、都市及び地方計画)
【加入団体等】
・我孫子市都市計画審議会委員
・日本建築学会
・日本都市計画学会
(2012年10月09日「ジェロントロジーレポート」)
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【公共交通が便利な徒歩圏への、医療・介護施設の誘導】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
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