2012年10月09日

公共交通が便利な徒歩圏への、医療・介護施設の誘導

社会研究部 准主任研究員   塩澤 誠一郎

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■見出し

1――都市空間構造の再編と地域包括ケア推進体制
2――医療・介護施設の誘導手法
3――誘導手法導入の留意点
4――高齢者福祉の推進体制と将来都市空間構造を結びつけた議論が求められる

■introduction

富山市の「コンパクトなまちづくり」に向けたこれまでの取り組みは、公共交通を軸とした徒歩圏への居住を誘導することにより日常生活圏域の再編を促し、それに応じて医療・介護施設を含む諸機能の集積へ導いていく戦略であったが、最近になって医療・介護施設の誘導も開始した。
こうした動きを踏まえ、さらにもう一歩踏み込んで考えるならば、高齢者の生活に不可欠な医療・介護施設の積極的な立地促進を戦略的に進め、その魅力によって高齢者の居住を誘導し、都市空間構造の再編へと導くことも考えられるのではないか。
そこで、医療・介護施設等の立地誘導策を考察した。ただし、実際に誘導手法を導入する際には、立地を促進する必要があるかどうかの見極めが重要になる。そのためには、都市政策と高齢者福祉政策が連携して、高齢者福祉の推進体制と将来都市空間構造を結びつけた具体的な議論が求められる。

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社会研究部   准主任研究員

塩澤 誠一郎 (しおざわ せいいちろう)

研究・専門分野
都市・地域計画、土地・住宅政策、文化施設開発

(2012年10月09日「ジェロントロジージャーナル」)

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