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- 商業販売統計10年7月~底堅く推移する小売業
■見出し
・底堅く推移する小売業
・百貨店、スーパーともに持ち直し
■introduction
8月31日に経済産業省から公表された10年7月の商業販売統計速報によると、小売業販売額は前年比3.9%の11兆7240億円と、7ヵ月続けて増加した。季節調整済前月比では0.7%の増加となった。物価変動の影響を除いた実質値(当研究所試算値)では前年比4.6%と、14ヵ月連続の増加となり、増加幅は前月から拡大した。
業種別では、前年比▲3.0%と、08年4月以降減少が続いている各種商品小売業を除いて、公表されている7業種中6業種で増加となった。猛暑の影響から、飲料を中心に飲食料品小売業が前年比1.8%(6月:同1.2%)と増加幅を拡大させたことなどが消費を押し上げた。また、自動車小売業が前年比8.3%(6月:12.5%)と高い伸びを維持したものの、エコカー減税などの政策効果が一巡しつつあることから増加幅は前月から縮小した。寄与度別では、自動車小売業が1.0%、燃料小売業が0.8%、織物・衣服・身の回り品小売業が0.6%、飲食料品小売業が0.5%となった。
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