2010年08月25日

貿易統計10年7月~輸出は減速局面へ

経済研究部 経済調査室長   斎藤 太郎

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■見出し

・貿易黒字は市場予想を上回る
・アジア向け輸出が低調

■introduction

財務省が8月25日に公表した貿易統計によると、7月の貿易収支は8,042億円の黒字となり、14ヵ月連続で前年の水準を上回った。事前の市場予想(ロイター集計:4,588億円、当社予想は5,418億円)を上回る結果であった。2008年秋のリーマン・ショック以降の急速な落ち込みの反動増の局面が終了しつつあるため、輸出(6月:前年比27.7%→7月:同23.5%)、輸入(6月:前年比26.1%→7月:同15.7%)ともに前年比の伸びは低下したが、輸入の低下幅が大きかったため、前年に比べた貿易収支の改善幅は前月よりも改善した。季節調整済の貿易収支は6,104億円と15ヵ月連続の黒字となり、黒字幅は前月の5,145億円から拡大した。
輸出の内訳を数量、価格に分けてみると、輸出数量が前年比25.5%(6月:同27.5%)、輸出価格が前年比▲1.5%(6月:同0.2%)であった。輸入の内訳は、輸入数量が前年比13.8%(6月:同18.1%)、輸入価格が前年比1.6%(6月:同6.8%)であった。

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経済研究部   経済調査室長

斎藤 太郎 (さいとう たろう)

研究・専門分野
日本経済、雇用

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