2010年01月08日

1月BOE金融政策委員会:2月のインフレ報告を控え、現状を維持

経済研究部 上席研究員   伊藤 さゆり

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■見出し

・2月の新たな「インフレ報告」を前に、現状維持を決定
・景気下げ止まり、金融環境好転も、出口戦略への慎重な対応は欠かせず
・2月のMPCは政策金利の据え置きは全員一致も、資産買い入れでは票が割れる見込み

■introduction

イングランド銀行(BOE)は6~7日に開催した金融政策委員会(MPC)で、政策金利の0.5%での据え置きと11月に2000億ポンドに増枠した中長期国債等の資産買い取り(量的緩和)の継続を決めた。「次回の政策変更は2月」がコンセンサスとなっていたため、今回の現状維持の決定は事前の段階から確実視されていた。
景気及び金融システムの状況は一時期に比べて改善、大規模な量的緩和の弊害も警戒されるが、バランス・シート調整の圧力は大きいため、「出口戦略」には慎重な対応が求められる。2月3~4日に開催される次回MPCでは、資産買い取り枠の「小幅な増枠」と「停止」で票決が割れそうだが、停止を決める可能性が高いと思われる。

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経済研究部   上席研究員

伊藤 さゆり (いとう さゆり)

研究・専門分野
欧州経済

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