2009年11月26日

米住宅市場では中古販売が急伸~住宅減税延長で回復傾向は持続か

  土肥原 晋

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■見出し

・10月中古住宅販売戸数は年率610万戸と急増、前年比では23.5%の急伸:住宅販売の動向
・10月新築住宅販売は、地域的な急増で年率43.0万戸と約1年ぶりの高水準
・9月ケース・シラー20都市住宅価格指数は、5ヵ月連続の前月比上昇:住宅価格の動き

■introduction

米国では、新規住宅購入者向け税控除について来年4月まで延長するとの法案が、11月上旬に成立した。しかし、当初は11月一杯を期限としていたため、それに間に合うように駆け込みの需要が多く見られ、月々の住宅関連指標に大きな影響を及ぼした。新規住宅着工件数では、11月末の引渡に間に合うように6月~9月までの着工件数が高水準に推移した後一段落し、10月は年率52.9万戸(前月比▲10.6%)と急減少を見せた(11/20付エコノミストレターを参照下さい)。半面、中古住宅販売では、当初の11月末の締め切りに向け、10月の販売が急増を見せた。
なお、9月ケース・シラー20都市価格指数では5ヵ月連続の前月比プラスとなるなど、回復傾向を続けた。今後については、上記のように11月には税控除の期限延長が実現しており、需要先食いの反動が多少あるとしても、全般的には住宅市場の回復傾向が持続するものと思われる。

土肥原 晋

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