2009年02月25日

雇用の非正規化が雇用調整に及ぼす影響

経済研究部 経済調査室長   斎藤 太郎

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景気の急速な悪化を受けて、失業率の大幅上昇は不可避とみられるが、雇用の非正規化が進んでいるため、今回の雇用調整は従来よりも速いスピードで進む可能性が高い。
非正規雇用者の雇用調整が過去の正規雇用者と同様に行われると仮定すると、最悪のケースでは失業率が2010年に10%近くまで上昇する恐れがある。製造業の派遣禁止などが議論されているが、労働市場の規制強化は新たな失業者の増加を抑制する一方、新規雇用の可能性を奪うことにもつながりかねない。
再就職を支援するための職業訓練やミスマッチ解消の取り組みを強化するとともに、雇用保険などのセーフティーネットの拡充が求められる。

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経済研究部   経済調査室長

斎藤 太郎 (さいとう たろう)

研究・専門分野
日本経済、雇用

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