2009年01月30日

消費者物価(全国08年12月)~コアCPIの前年割れ近づく

経済研究部 経済調査室長   斎藤 太郎

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■見出し

・コアCPIは8ヵ月ぶりにゼロ%台の伸び
・コアCPI 上昇率は09 年1 月にマイナスへ

■introduction

総務省が1月30日に公表した消費者物価指数によると、12月の消費者物価(全国、生鮮食品を除く総合、以下コアCPI)は前年比0.2%となり、事前の市場予想(ロイター集計:0.3%、当社予想は0.2%)を若干下回った。上昇率は前月から0.8ポイント縮小し、08年4月以来8ヵ月ぶりにゼロ%台の伸びとなった。食料(酒類除く)及びエネルギーを除く総合は前年比0.0%(11月:同0.0%)、総合は前年比0.4%(11月:同1.0%)であった。
コアCPIの内訳を見ると、ガソリン価格が前年比▲24.8%(11月は同▲10.7%)とマイナス幅が大きく拡大した。コアCPIへの寄与度は▲0.72%(11月は▲0.30%)となり、ガソリン価格の低下だけでコアCPI上昇率は前月よりも▲0.4ポイント程度縮小した。
また、物価上昇のもうひとつの柱となってきた食料品(生鮮食品を除く)は、前年比4.0%(11月:同4.4%)と2ヵ月連続で上昇幅が縮小した。パン、麺類、油脂などは引き続き前年比で二桁の高い伸びとなっているが、伸び率は鈍化しており、原材料価格下落の影響が食料品にも徐々におよびつつある。
コアCPIのうち、エネルギーによる寄与が▲0.59%(11月は0.05%)、食料品(生鮮食品を除く)が0.90%(11月は0.99%)、それ以外が▲0.11%(11月は▲0.04%)であった。

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経済研究部   経済調査室長

斎藤 太郎 (さいとう たろう)

研究・専門分野
日本経済、雇用

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