- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 欧州経済 >
- 欧州中央銀行は9月利上げの選択肢を確保
2007年08月24日
- ECBは22日の声明で、長めの資金供給で短期金融市場の正常化を促す意志と同時に、金融政策はマクロ経済の見通しに基づいて運営するという基本スタンスを示した。
- 9月は四半期に一度のECBスタッフによる経済見通しの公表月にあたるため、政策決定と見通しの修正内容との間には整合性が求められる。成長率見通しは、5四半期ぶりに小幅な下方修正となる可能性があるが、経済情勢と当面の見通しは「良好」という判断は維持されそうだ。インフレ見通しも、前回6月の2007年、2008年とも2.0%から大きくは修正されず、上振れリスクへの強い警戒感も維持されるだろう。
- ECBは9月利上げの方針を極力維持し、向こう2週間で市場の不安感が払拭され、市場の正常化が果たされるか否かで、最終的な判断を下すことになろう。
- ECBの金融政策の決定は全員一致とされているが、金融環境変化への対応力や、潜在的なリスクに差異がある。追加利上げへのコンセンサスの形成は、難しくなっていると想定される。
このレポートの関連カテゴリ
03-3512-1832
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年03月19日
東南アジア経済の見通し~輸出底打ちで再び緩やかな回復軌道に復帰 -
2024年03月19日
韓国政府の優秀外国人材確保政策-その3-韓国政府の他の優秀外国人材の確保政策 -
2024年03月19日
韓国政府の優秀外国人材確保政策-その2-優秀人材特別帰化制度の適用対象を大幅に拡大 -
2024年03月19日
韓国政府の優秀外国人材確保政策-その1-2011年施行された改正国籍法の主な内容 -
2024年03月19日
保険会社の再建と破綻処理等の制度構築の動き(英国)-PRAが「ソルベント・イグジット」の導入について意見募集中
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
-
2023年04月27日
News Release
【欧州中央銀行は9月利上げの選択肢を確保】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
欧州中央銀行は9月利上げの選択肢を確保のレポート Topへ