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- 雇用関連統計25年2月-失業率は低下したが、有効求人倍率、新規求人倍率が悪化
2025年04月01日
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1.失業率が5ヵ月ぶりに低下
雇用者数(役員を除く)は前年に比べ40万人増(1月:同73万人増)と36ヵ月連続で増加した。雇用形態別にみると、正規の職員・従業員数が前年差27万人増(1月:27万人増)と16ヵ連続で増加、非正規の職員・従業員数が前年差13万人増(1月:同46万人増)と2ヵ月連続で増加した。
2.有効求人倍率、新規求人倍率ともに低下

25年2月の失業率は5ヵ月ぶりに低下したが、非労働力化の進展が失業者の減少をもたらしており、良い内容とはいえない。また、企業の人手不足感が強い状態が続いているにもかかわらず求人数が減少している背景には、企業の求人がハローワークから他のチャネルにシフトしていることがあることは確かだが、求人数の減少ペースが拡大していることは気になるところだ。米国の関税引き上げなどから景気の先行き不透明感が高まっており、労働市場にも悪影響が及ぶことが懸念される。
(2025年04月01日「経済・金融フラッシュ」)
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03-3512-1836
経歴
- ・ 1992年:日本生命保険相互会社
・ 1996年:ニッセイ基礎研究所へ
・ 2019年8月より現職
・ 2010年 拓殖大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2012年~ 神奈川大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2018年~ 統計委員会専門委員
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