2025年02月25日

自然災害リスクへの対応方針(欧州)-EIOPAと欧州中央銀行の合同報告書の紹介

保険研究部 主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任 安井 義浩

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■要旨

EIOPA(欧州保険・企業年金監督機構)とECB(欧州中央銀行)は、2024年12月18日、自然災害損失に対する保険保護ギャップを縮小するための、EUレベルでのアプローチを提案した。これは2つの柱から成り、1つは民間のリスクをプールして規模の経済性により保険の補償範囲を拡大する仕組、もうひとつは、EU加盟国全体で加入義務のあるスキームを設立して、災害からの復興などの公共災害リスク管理を強化する仕組である。

■目次

1――はじめに
2――報告書の内容
  1|自然災害被害の現状、保険保護ギャップの現状
  2|現在の各国の制度の検討
  3|総合的な提案(2本の柱)
  4|政策に関する基本的な考え方
3――今後の動きについて

本資料記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と完全性を保証するものではありません。
また、本資料は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。

(2025年02月25日「保険・年金フォーカス」)

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保険研究部   主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任

安井 義浩 (やすい よしひろ)

研究・専門分野
保険会計・計理、共済計理人・コンサルティング業務

経歴
  • 【職歴】
     1987年 日本生命保険相互会社入社
     ・主計部、財務企画部、調査部、ニッセイ同和損害保険(現 あいおいニッセイ同和損害保険)(2007年‐2010年)を経て
     2012年 ニッセイ基礎研究所

    【加入団体等】
     ・日本アクチュアリー会 正会員
     ・日本証券アナリスト協会 検定会員

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