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保険会社の破綻処理案に対する業界の反応(欧州)-欧州保険協会が、基本的には賛成しつつ、意見表明

保険研究部 主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任 安井 義浩
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EUにおいては、保険会社が経営危機に陥ったような場合、その再生あるいは破綻処理をどのように円滑に行うかについて、EU内で統一された手法が検討されており、欧州理事会と議会の暫定案がでている段階である。一方、その規制を受ける側の保険業界は、基本的にはこれを歓迎しているが、既に現行の規制やセーフガードがあるのに、さらにこのような規制を導入することを疑問視する意見もある。今回は、欧州保険協会の挙げるそうした懸念点を中心に紹介する。
■目次
1――保険会社の再生と破綻処理案について
2――欧州保険協会の指摘する懸念点
1|開発すべき規則とその適用ケジュールに対する懸念について
2|事前の復旧計画の定性的および定量的指標について
3|重要な機能について
4|事前の再生計画と破綻処理計画の内容について
5|義務が簡素化されるような保険会社の基準(プロポーショナリティ)
6|具体的な作業手順や計画の内容に関する標準フォームの提供について
7|IRRDに関する各方面の教育や体制整備の必要性
3――おわりに
(2024年07月12日「基礎研レター」)

03-3512-1833
- 【職歴】
1987年 日本生命保険相互会社入社
・主計部、財務企画部、調査部、ニッセイ同和損害保険(現 あいおいニッセイ同和損害保険)(2007年‐2010年)を経て
2012年 ニッセイ基礎研究所
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
・日本証券アナリスト協会 検定会員
安井 義浩のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
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