- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 医療・介護・健康・ヘルスケア >
- 健康・ヘルスケア >
- 24年夏も猛暑予想、適切な熱中症対策を!-梅雨明け後は猛暑予想、暑さ指数を注視し、暑さ回避とこまめな水分・塩分補給を-
24年夏も猛暑予想、適切な熱中症対策を!-梅雨明け後は猛暑予想、暑さ指数を注視し、暑さ回避とこまめな水分・塩分補給を-
生活研究部 研究員・ジェロントロジー推進室・ヘルスケアリサーチセンター 兼任 乾 愛
2024年6月17日に九州北部が梅雨入りした。これは、平年より11日遅く、昨年とは19日遅い記録的な梅雨入りとなった。気象庁では、今年は短期集中型の梅雨期間となると予想している。短期集中型であった梅雨が明けた後は、ラニーニャ現象(太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にあけて海面水温が平年より低い状態が続く)が発生しやすく、この現象が発生すると日本の夏季には太平洋高気圧が北へ張り出しやすく、北日本から東日本の気温が高くなる傾向が報告されている。気象庁は、これらの傾向から、今夏も猛暑となることを予想しており、熱中症にも警戒を呼び掛けている。
「熱中症」とは 、体内の水分や塩分バランスが崩れ、体温調節機能が働かなくなり、体温の上昇やめまい、痙攣や頭痛などの様々な症状を引き起こす疾患とされている。熱中症は、環境要因や身体・行動要因が重なり発症することが明らかになっている。子どもや高齢者は、汗腺機能が未熟で熱放散能力が低下していること等から特に注意が必要である。
熱中症の予防には、(1)暑さの回避と、(2)こまめな水分補給が重要である。また、熱中症の兆候が認められた場合には、涼しい場所へ移動、身体を冷やす、水分・塩分を補給するなどの応急処置が必要となる。
■目次
1――はじめに
2――2024年夏の天候見通し
1|咋年の平均気温は平年比1.76℃上昇、2024年夏も猛暑予想
2|令和6年「熱中症警戒アラート」全国運用開始
3――適切な熱中症対策
1|熱中症のメカニズム
2|適切な熱中症対策(予防と応急処置)
(2024年06月21日「基礎研レター」)
関連レポート
- 就労者の疲労、頭痛、肩こり、腰痛と座位時間~座位時間が5時間を超えると頭痛、肩こりが増加。立ち仕事で腰痛が増加。
- 少子化日本で、子どもをもつ(もった)意味とは?-全体の3割超が「特に理由はない」と回答、日本では家族計画にあまり関心がない傾向-
- 日本の母子保健 低出生低体重児(1)-2019年の低出生体重児が占める割合は9.4%、1975年から4.3%ptも上昇-
- 日本の不妊治療動向2020-2020年の不妊治療件数は約45万件で、40歳が実施件数・流産数ともにトップ、流産率は36歳で20%超え一気に上昇-
- 働く女性の自覚症状(健康問題)-4人に1人が「慢性的な肩こり」を自覚、「精神的なストレス」が仕事へ最も影響、月経関連症状は1割未満-
03-3512-1847
- 【職歴】
2012年 東大阪市 入庁(保健師)
2018年 大阪市立大学大学院 看護学研究科 公衆衛生看護学専攻 前期博士課程修了
(看護学修士)
2019年 ニッセイ基礎研究所 入社
2019年~大阪市立大学大学院 看護学研究科 研究員(現:大阪公立大学 研究員)
【資格】
看護師・保健師・養護教諭一種・第一種衛生管理者
【加入団体等】
日本公衆衛生学会・日本公衆衛生看護学会・日本疫学会
乾 愛のレポート
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年10月25日
金融システム、特に保険と年金基金のリスクと脆弱性に対する助言等の公表(欧州 2024秋)-EIOPA等の合同報告書の紹介 -
2024年10月25日
米労働市場の緩やかな減速が継続-景気が堅調を維持する中、失業率の大幅上昇は回避へ -
2024年10月25日
副業・兼業で広がるキャリア戦略~会社視点の働き方改革から生き方改革へ~ -
2024年10月24日
24年9月末時点の経過措置適用企業の進捗状況~経過措置の適用は2025年3月から順次終了~ -
2024年10月23日
円安再燃、1ドル160円に逆戻りするリスクは?~マーケット・カルテ11月号
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
【24年夏も猛暑予想、適切な熱中症対策を!-梅雨明け後は猛暑予想、暑さ指数を注視し、暑さ回避とこまめな水分・塩分補給を-】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
24年夏も猛暑予想、適切な熱中症対策を!-梅雨明け後は猛暑予想、暑さ指数を注視し、暑さ回避とこまめな水分・塩分補給を-のレポート Topへ