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2023年08月28日
シングル高齢者の増加とその経済状況~未婚男性と離別女性が最も厳しい
03-3512-1821
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■要旨
未婚化や離婚の増加により、65歳以上で配偶者のいないシングルの高齢者が増加している。15年前は、未婚や離婚といったシングルは少数派で、中年以降は、一部の死別を除けば「既婚者」が大半だった。ところが2020年には、「未婚」や「離婚」が増加し、男女いずれも、65歳の4人に1人はシングルという状況に様変わりした。
そこで本稿では、まずシングル高齢者の経済面について、政府統計や公益財団法人「生命保険文化センター」の調査を用いて分析した。配偶関係別に、「雇用形態等」と「有業率」、「本人年収」、「年金の受給状況」、「世帯の金融資産」の五つの指標について整理すると、シングルか配偶者がいるかで、経済状況に差があることが確認できた。特に、男性では「未婚」、女性では「離別・死別」が、概ね最も厳しい状況にあることが分かった。
未婚男性や離別女性らの老後を安定したものにするには、当然のことだが、現役時代、特に老後が間近に迫る中高年時分における雇用形態や労働条件の改善が必要だろう。特に女性は、男性に比べて低賃金であり、結婚・出産を機に退職した場合、再就職時には非正規雇用となることが多いことから労働条件が悪くなりやすい。「女性の活用・活躍」は企業にとっても課題であることから、今後は企業においても、中高年女性の労働条件改善や再就職支援の取り組みが広がることを期待したい。
■目次
1――はじめに
2――シングル高齢者の増加
3――シングル高齢者の現在または過去の雇用形態
4――シングル高齢者の就業状況
5――シングル高齢者の年収
6――シングル高齢者の年金受給状況
7――シングル高齢者世帯の資産の状況
8――終わりに
未婚化や離婚の増加により、65歳以上で配偶者のいないシングルの高齢者が増加している。15年前は、未婚や離婚といったシングルは少数派で、中年以降は、一部の死別を除けば「既婚者」が大半だった。ところが2020年には、「未婚」や「離婚」が増加し、男女いずれも、65歳の4人に1人はシングルという状況に様変わりした。
そこで本稿では、まずシングル高齢者の経済面について、政府統計や公益財団法人「生命保険文化センター」の調査を用いて分析した。配偶関係別に、「雇用形態等」と「有業率」、「本人年収」、「年金の受給状況」、「世帯の金融資産」の五つの指標について整理すると、シングルか配偶者がいるかで、経済状況に差があることが確認できた。特に、男性では「未婚」、女性では「離別・死別」が、概ね最も厳しい状況にあることが分かった。
未婚男性や離別女性らの老後を安定したものにするには、当然のことだが、現役時代、特に老後が間近に迫る中高年時分における雇用形態や労働条件の改善が必要だろう。特に女性は、男性に比べて低賃金であり、結婚・出産を機に退職した場合、再就職時には非正規雇用となることが多いことから労働条件が悪くなりやすい。「女性の活用・活躍」は企業にとっても課題であることから、今後は企業においても、中高年女性の労働条件改善や再就職支援の取り組みが広がることを期待したい。
■目次
1――はじめに
2――シングル高齢者の増加
3――シングル高齢者の現在または過去の雇用形態
4――シングル高齢者の就業状況
5――シングル高齢者の年収
6――シングル高齢者の年金受給状況
7――シングル高齢者世帯の資産の状況
8――終わりに
(2023年08月28日「基礎研レポート」)
03-3512-1821
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