2023年07月25日

気候変動に関するリスク管理の概要

金融研究部 准主任研究員・ESG推進室兼任 原田 哲志

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■要旨

気候変動に関連する自然災害が増加する中、国際機関により企業や金融機関などのリスク管理に関するイニシアチブが設立され、各国でも国際的ルールに沿った制度が策定されている。気候変動リスクは、気候変動規制や技術開発等の変化による「移行リスク」、気候変動に関連する自然災害等による「物理的リスク」に大きく分類される。将来の気候変動は気候変動対策や技術開発の進捗状況などにより変わり得るため、気候変動リスクは複数のシナリオを想定する必要がある。気候変動は長期的かつ不可逆な変化を我々にもたらしており、その影響やリスクを把握することは重要である。

■目次

1――増大する気候関連リスク
2――気候変動リスクの管理に関するイニシアチブ
3――金融機関における気候変動リスクの管理
4――おわりに
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金融研究部   准主任研究員・ESG推進室兼任

原田 哲志 (はらだ さとし)

研究・専門分野
資産運用、オルタナティブ投資

経歴
  • 【職歴】
    2008年 大和証券SMBC(現大和証券)入社
         大和証券投資信託委託株式会社、株式会社大和ファンド・コンサルティングを経て
    2019年 ニッセイ基礎研究所(現職)

    【加入団体等】
     ・公益社団法人 日本証券アナリスト協会 検定会員
     ・修士(工学)

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レポート紹介

【気候変動に関するリスク管理の概要】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

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