• シンクタンクならニッセイ基礎研究所 > 
  • 暮らし > 
  • 女性 > 
  • 日本の10歳代女性における月経に伴う諸症状に関する実態調査(1)-月経不順や無月経は全体の3割近く、月経前はイライラが2割強、月経中は下腹部痛が7割も出現、対処行動は「我慢」が4割近く-
2023年02月28日

日本の10歳代女性における月経に伴う諸症状に関する実態調査(1)-月経不順や無月経は全体の3割近く、月経前はイライラが2割強、月経中は下腹部痛が7割も出現、対処行動は「我慢」が4割近く-

生活研究部   研究員・ジェロントロジー推進室・ヘルスケアリサーチセンター 兼任

乾 愛 (いぬい めぐみ)

研究・専門分野
母子保健・不妊治療・月経随伴症状・プレコンセプションケア等

文字サイズ

■要旨

本調査は、日本の10歳代女性における月経随伴症候群の実態を明らかにすることを目的に、インターネット調査を実施し、440名より回答を得られた。

その結果、月経不順が全体の2割近く、無月経が全体の1割近く、日本の10歳代女性における全体の約3割は、医療機関への受診が必要な状態であることが明らかとなった。

また、月経期には下腹部痛などの身体症状が7割、月経前にはイライラするなどの精神症状が2割強出現し、対処行動において4割近くは「我慢」していることが明らかとなった。

さらに、対処行動では、「鎮痛剤の内服」、「横になる」という行動が5割近く認められたが、症状に応じた薬剤成分の適切な選択や、横になる姿勢には横向き寝やうつ伏せ寝など症状に応じた緩和姿勢があることなど、適切な対処行動を講じる必要があることが示唆された。

「我慢する」という対処行動についても、QOLの低下を招くため昨今の女性のライフスタイルには添わず、内服や受診をするなどの行動をとる必要があることが示唆された。

本稿では、日本の10歳代における月経随伴症状に関する実態を調査した結果を示した。次回の第2稿では、月経随伴症及びPMS症状についての日常生活への影響度を明らかにし、第3稿では月経随伴症状及びPMS症状へ影響する要因を統計学的に解析した結果を示す予定である。

■目次

1――はじめに
2――調査概要
3――10歳代の月経有無及び月経周期
4――10歳代の月経随伴症状の症状
5――10歳代の月経前随伴症候群(PMS)の症状
6――10歳代の月経随伴症状に対する対処行動
  1|対処行動の実態
  2|適切な対処行動とは?
7――まとめ

(2023年02月28日「基礎研レポート」)

Xでシェアする Facebookでシェアする

生活研究部   研究員・ジェロントロジー推進室・ヘルスケアリサーチセンター 兼任

乾 愛 (いぬい めぐみ)

研究・専門分野
母子保健・不妊治療・月経随伴症状・プレコンセプションケア等

週間アクセスランキング

ピックアップ

【日本の10歳代女性における月経に伴う諸症状に関する実態調査(1)-月経不順や無月経は全体の3割近く、月経前はイライラが2割強、月経中は下腹部痛が7割も出現、対処行動は「我慢」が4割近く-】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

日本の10歳代女性における月経に伴う諸症状に関する実態調査(1)-月経不順や無月経は全体の3割近く、月経前はイライラが2割強、月経中は下腹部痛が7割も出現、対処行動は「我慢」が4割近く-のレポート Topへ