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- “プレコンセプションケア”とは? (3)-日本では成育医療等基本方針で初明記、不妊症・妊娠間隔の視点を-
2022年10月31日
“プレコンセプションケア”とは? (3)-日本では成育医療等基本方針で初明記、不妊症・妊娠間隔の視点を-
03-3512-1847
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■要旨
本稿では、日本の成育医療等基本方針に明記されたプレコンセプションケアの特徴を、諸外国と比較しながら検証した。その結果、日本のプレコンセプションケアは、安心安全で健やかな妊娠・出産、産後などの、ライフコース全体を通して健康管理をすることに重点をおいており、CDCの妊娠前の生殖可能年齢の男女、WHOの生涯の健康に影響を与える思春期を対象とする諸外国の動向とは少し異なることが伺えた。
日本ではあくまでも、(少子化対策の一環として、妊娠することを期待して)妊娠期の健康管理に重きを置いているように伺えるが、女性の痩せが無排卵などの不妊症のリスクにつながることや低出生体重児の増加などで生涯の健康に影響を与える実態があること、また、不妊治療件数の増加や妊娠年齢の後ろ倒しにより短い妊娠間隔が誘発されることを鑑みると、やはり、諸外国と同様、それよりも早い段階である学童期において、プレコンセプションケアを展開していく意義(必要)が日本にはあるのではないかと考える。
■目次
1――はじめに
2――日本では、成育医療等基本方針に“プレコンセプションケア”が明記
3――日本の“プレコンセプションケア”提唱に至る健康課題
1| 若年女性の痩せによる骨粗しょう症の増加
2| 日本では母体の痩せにより、低出生体重児の子どもが生まれる傾向あり
4――日本の“プレコンセプションケア”に必要なもう2つの視点
1| 不妊治療大国日本、年齢が高く治療生産性が低い特徴
2| 日本では、24か月未満の妊娠が約43%も存在する
5――まとめ
本稿では、日本の成育医療等基本方針に明記されたプレコンセプションケアの特徴を、諸外国と比較しながら検証した。その結果、日本のプレコンセプションケアは、安心安全で健やかな妊娠・出産、産後などの、ライフコース全体を通して健康管理をすることに重点をおいており、CDCの妊娠前の生殖可能年齢の男女、WHOの生涯の健康に影響を与える思春期を対象とする諸外国の動向とは少し異なることが伺えた。
日本ではあくまでも、(少子化対策の一環として、妊娠することを期待して)妊娠期の健康管理に重きを置いているように伺えるが、女性の痩せが無排卵などの不妊症のリスクにつながることや低出生体重児の増加などで生涯の健康に影響を与える実態があること、また、不妊治療件数の増加や妊娠年齢の後ろ倒しにより短い妊娠間隔が誘発されることを鑑みると、やはり、諸外国と同様、それよりも早い段階である学童期において、プレコンセプションケアを展開していく意義(必要)が日本にはあるのではないかと考える。
■目次
1――はじめに
2――日本では、成育医療等基本方針に“プレコンセプションケア”が明記
3――日本の“プレコンセプションケア”提唱に至る健康課題
1| 若年女性の痩せによる骨粗しょう症の増加
2| 日本では母体の痩せにより、低出生体重児の子どもが生まれる傾向あり
4――日本の“プレコンセプションケア”に必要なもう2つの視点
1| 不妊治療大国日本、年齢が高く治療生産性が低い特徴
2| 日本では、24か月未満の妊娠が約43%も存在する
5――まとめ
(2022年10月31日「基礎研レター」)
03-3512-1847
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