2022年08月02日

カナダのOSFIがIFRS第17号(保険契約)の適用に伴う資本規制の最終改正内容を公表

文字サイズ

■要旨

カナダの保険監督当局であるOSFI(Office of the Superintendent of Financial Institutions:金融機関監督庁)は、カナダの連邦制によって規制された金融機関と年金制度の健全性規制及び監督に対して責任を負うカナダ政府の独立機関だが、昨今の国際的な保険資本規制であるICS(保険資本基準)策定の動きや国際的な保険会計基準であるIFRS第17号(保険契約)の策定を受けて、カナダの資本規制の見直しを検討してきた。これを受けて、OSFIは2022年7月21日に、最終的な保険資本ガイドラインである保険資本ガイドライン2023を公表 した。

今回のレポートでは、このOSFIによる保険資本ガイドラインの最終的な改正内容の概要について報告する。

■目次

1―はじめに
2―カナダの生命保険会社に対する資本規制(LICAT)
  1|LICATについて
  2|LICATの概要
  3|最低及び監督上の目標比率
3―OSFIによる今回の改正の概要
  1|LICATに対する改正の概要
  2|MCTに対する改正の概要
4―まとめ
Xでシェアする Facebookでシェアする

中村 亮一

研究・専門分野

公式SNSアカウント

新着レポートを随時お届け!
日々の情報収集にぜひご活用ください。

週間アクセスランキング

レポート紹介

【カナダのOSFIがIFRS第17号(保険契約)の適用に伴う資本規制の最終改正内容を公表】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

カナダのOSFIがIFRS第17号(保険契約)の適用に伴う資本規制の最終改正内容を公表のレポート Topへ