
保険研究部 研究理事 気候変動リサーチセンター兼任
中村 亮一(なかむら りょういち)
研究・専門分野
保険会計・計理
自己紹介 経歴
研究分野・専門分野 | 保険会計・計理 |
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自己紹介 |
保険会社の会計・計理・商品・リスク管理等に関する事項について、国際的な監督規制・会計基準の動向やそれらを踏まえた日本及び諸外国における対応等を中心に研究しています。保険会社の経営における財務上の諸問題について、一助となる情報発信をしていければと考えています。また、数学が社会にどのように役に立っているのかという観点から、興味深い数学の関係する話題についても逐次取り上げています。 |
経歴 |
【職歴】 1982年 日本生命保険相互会社入社 2007年 日本生命保険相互会社保険計理人 2015年 ニッセイ基礎研究所 取締役 研究理事 2016年 同 取締役 研究理事 兼 年金総合リサーチセンター長 2018年 同 常務取締役 研究理事 兼 ヘルスケアリサーチセンター長 2021年 同 取締役 研究理事 2021年6月 同 研究理事(現職) 【委員会委員等】 企業会計基準委員会(ASBJ)委員(2007年~2009年)、同志社大学大学院商学研究科非常勤講師(2007年~2010年)、東京大学大学院数理科学研究科非常勤講師(2012年~2019年)、国際アクチュアリー会(IAA)保険監督委員会委員(2000年~2003年)、同国際実務基準委員会委員(2012年~2014年) 【加入団体等】 日本アクチュアリー会 正会員 日本保険学会 会員 【著書】 『必携生命保険ハンドブック』 出版社:中央経済社 発行年月:2022年07月 『ソルベンシー規制の国際動向――保険会社の資本規制を中心に』 出版社:保険毎日新聞社 発行年月:2020年10月 |
中村 亮一のレポート
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2023年12月01日
数字の「1001」に関わる各種の話題-1001はシェへラザード数と呼ばれている-
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2023年11月27日
FSOC(金融安定監督評議会)が金融安定性リスクに関する分析FWとノンバンクSIFI指定に関するガイダンスを最終決定
前回のレポートで報告したように、FSOCの提案は、2019 年以降、実質的に廃止されていたノンバンク金融会社に対するSIFIの指定の復活... -
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インドの保険監督規制を巡る動向2023-IRDAIによる規制改革等の状況(その3)-
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2023年11月15日
数字の「22」に関わる各種の話題-皆さんは数字の「22」と聞いて、何を思い浮かべますか-
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中村 亮一のパブリシティ
著書
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アジアの生命保険市場II-パンデミックを踏まえた発展・変容と将来展望
- 著者:
- ニッセイ基礎研究所(編)
- 出版社:
- 文眞堂
- 発行年月:
- 2022年10月
- 定価:
- ¥3,850(税込)
※当研究所、三尾幸吉郎・片山ゆき・中村亮一・斉藤誠・松岡博司・松澤登・金明中・有村寛が執筆。
経済成長の中、アジアの生保市場は発展・変容し続けている。コロナ禍での負の影響だけではなく、消費者のリスク・保険ニーズの意識の向上、商品・販売面での的確な対応、保険企業の経営の近代化・高度化とデジタル化の促進という観点で大きな転換点に立っている。アジアの主要な生保市場の動向・変化の重要点をニッセイ基礎研究所が分析・解説。
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必携生命保険ハンドブック
- 著者:
- 中村亮一(著)
- 出版社:
- 中央経済社
- 発行年月:
- 2022年07月
- 定価:
- ¥4,180(税込)
※当研究所、中村亮一が執筆。
基本的な仕組み、ICT技術の発展に伴って多様化した商品と規制動向、業界が取り組む経営課題、隣接業界や海外動向等、第一人者が全体像を網羅的・体系的に解説した決定版。
生命保険事業の業務全般を体系的に解説するとともに、生命保険会社の経営に関するテーマ((1)サステナビリティ経営、(2)コーポレートガバナンス、(3)リスク管理、(4)グループ経営)や生命保険業界の課題と今後の展望((1)人口・社会構造等の変化への対応、(2)金融監督規制等の変化への対応、(3)多様化・複雑化するリスクへの対応、(4)グローバル化の進展と海外保険市場への進出、(5)デジタル社会への対応、といった最近のトピカルな課題についても触れることで、生命保険事業の全体像を俯瞰できるハンドブックとして位置付けられるものとなっています -
ソルベンシー規制の国際動向――保険会社の資本規制を中心に
- 著者:
- 中村亮一(著)
- 出版社:
- 保険毎日新聞社
- 発行年月:
- 2020年10月
- 定価:
- ¥3,800(税抜き)
※当研究所、中村亮一が執筆。
保険会社の支払能力(ソルベンシー)の確保は、契約者保護の観点からきわめて重要なテーマです。ソルベンシー規制とは、保険金等の支払いを適切に行えるよう、監督当局が保険会社に対して監督を行うための規制をいいます。
リーマンショック以後、金融機関に対する国際的資本規制改革として、特に保険分野では、規制のベースとなるリスク評価と自己資本評価などの指標として、保険監督者国際機構(ICIS)の保険資本基準(ICP)、国際会計基準審議会(IASB)のIFRS(国際財務報告基準)、欧州のソルベンシー規制などのアプローチがあります。
本書では、保険会社の財務健全性に関する国際規制、特にソルベンシー規制と責任準備金規制を中心に解説し、責任準備金規制については、ソルベンシー規制のベースとなっているその評価方法についても触れています。
また、システミックリスクへの対応として、FSB(金融安定理事会)によるG-SIIs(グローバルにシステム上重要な保険会社)、米国におけるノンバンクSIFI(システム上重要な金融機関)などの指定保険会社に対する資本規制強化を踏まえた、米国・欧州等の検討や動向について、図や表を使い、わかりやすい解説となっています。
ソルベンシー規制をめぐる国際的な枠組みの概要や動向について基礎から理解したい方にお勧めの一冊です。
所属部署
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