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2020年08月03日
世界各国の金融政策・市場動向(2020年7月)-株価は過去最高値を記録する国も
03-3512-1818
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1.概要:株価が過去最高値を記録する国も
1 本稿では金融政策はG20について確認する。また、株価・為替についてはMSCI ACWIの指数を構成する49か国・地域について確認する。中国と記載した場合は中国本土を指し香港は除く。また、香港等の地域も含めて「国」と記載する。
2.金融政策:先進国は政策の微調整、新興国では追加緩和も
7月の各国の金融政策では、先進国では日銀とFRBで政策決定会合が開かれたが、政策の変更を実施しなかった。他方でFRBはFOMCとは別に、コロナ対策として打ち出してきた各種流動性供給ファシリティ2の期限延長(年末まで)、中央銀行間のレポファシリティやスワップラインの延長(21年3月末まで)、TALF・CPFF・SMCCFの取引相手拡大などを決めており、導入済の政策の調整・拡充を実施している。また、リクスバンク(スウェーデン)は資産購入策の拡大、期間延長、社債購入の開始を発表したことに加え、常設貸出ファシリティの金利引き下げ、銀行貸出の拡充(週次緊急貸出の金利引き下げと6か月物の提供、企業支援貸出の金利優遇と満期長期化)など流動性供給策を拡充した。量的緩和の拡大と期間延長はECBの緩和と足並みをそろえた形となる。
新興国では、インドネシア・ハンガリー・南アフリカ・ロシアで政策金利の引き下げを実施している。いずれもコロナ禍に伴う景気後退に対する措置と言える。なお、インドネシアでは会合前にコロナ対策の財源となる国債直接引受3と利息受取の辞退などを含む負担分担計画(Burden Sharing)について政府と合意しており、コロナ禍に対応する「統合政府」としての存在感が強まっている。
2 PDCF、MMLF、PMCCF、SMCCF、TALF、PPPLF、MSLP(MSNLF・MSPLF・MSELF)が対象。なお、MLFは当初より12月末が期限でCPFFは21年3月17日が期限となっている。
3 397.6兆ルピアの引き受けと、176.8兆ルピアの入札未達部分を引き受ける。
新興国では、インドネシア・ハンガリー・南アフリカ・ロシアで政策金利の引き下げを実施している。いずれもコロナ禍に伴う景気後退に対する措置と言える。なお、インドネシアでは会合前にコロナ対策の財源となる国債直接引受3と利息受取の辞退などを含む負担分担計画(Burden Sharing)について政府と合意しており、コロナ禍に対応する「統合政府」としての存在感が強まっている。
2 PDCF、MMLF、PMCCF、SMCCF、TALF、PPPLF、MSLP(MSNLF・MSPLF・MSELF)が対象。なお、MLFは当初より12月末が期限でCPFFは21年3月17日が期限となっている。
3 397.6兆ルピアの引き受けと、176.8兆ルピアの入札未達部分を引き受ける。
3.金融市場:株は新興国を中心に上昇、為替はドル全面安
国別の株価の動きを見ると、今月は前月比で49か国中27か国が上昇した(図表3)。前述した中国の他新興国では26銘柄中17銘柄が上昇しており、また上昇幅も大きい(図表4)。コロナショック前の水準まで戻っている国も多く、8か国が前年末比を上回る水準となった。中でも中国は年初来高値を記録、台湾・デンマーク・ニュージーランドは過去最高値を更新している。台湾は半導体市場の好調が背景にあり、特にインテルの半導体生産の遅れから主要銘柄のTSMCに生産を委託する観測が浮上されたことで月末にかけて急上昇した。デンマーク・ニュージーランドはヘルスケアセクターのウェイトが高いことがコロナ禍での株上昇に寄与している。
4 香港国家安全維持法が6月30日に成立し地政学的リスクも高まっているが、地政学リスクによる株価の下落圧力は強くない。
5 名目実効為替レートは7月28日の前月末比で算出。
(お願い)本誌記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本誌は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
(2020年08月03日「経済・金融フラッシュ」)
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