2019年11月20日

中間決算から探る 銘柄選びのヒント-利益の進捗率に注目

金融研究部 主席研究員 チーフ株式ストラテジスト 井出 真吾

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■要旨
 
  • 日経平均株価は2万円~2万2,000円での一進一退が続いたが、10月上旬からの値上がりで約1年ぶりに2万3,000円を回復した。米中貿易摩擦が「部分合意」に至るとの期待に加えて、世界的な景気底入れという楽観的な見方も広まったことが主な背景だ。
     
  • ただ、日本企業の中間決算は、実績、通期見通しともに厳しい結果となった。日本企業は慎重姿勢を堅持しており、今回の株高は「期待先行」の面も大きいと考える。
     
  • 企業業績の不透明感が強いなか、銘柄選びのヒントとして利益の「進捗率」と「改善率」に注目した。

■目次

1――はじめに
2――日本企業は慎重姿勢を堅持
3――銘柄選びの拠り所、利益の「進捗率」
4――「進捗率が高く前年度比改善幅の大きい企業」
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金融研究部   主席研究員 チーフ株式ストラテジスト

井出 真吾 (いで しんご)

研究・専門分野
株式市場・株式投資・マクロ経済・資産形成

経歴
  • 【職歴】
     1993年 日本生命保険相互会社入社
     1999年 (株)ニッセイ基礎研究所へ
     2023年より現職

    【加入団体等】
     ・日本ファイナンス学会理事
     ・日本証券アナリスト協会認定アナリスト

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