- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- アジア経済 >
- オーストラリア経済の見通し-4-6月期は政府部門と外需が牽引。先行きは政策効果に期待も、外需減速で緩やかな成長が継続
2019年09月09日
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
■要旨
■目次
1――経済概況
(経済概況)
4-6月期の実質GDPは、政府消費と外需が牽引。一方で、住宅投資の落ち込みは継続
2――為替・物価・金融政策等の動向
(為替)豪ドル安に歯止めがかからず。当面は軟調に推移すると予想
(物価・金融政策)インフレ率は先行きも2%を下回る見込み。年内の追加利下げを予想。
3――経済の見通し
- オーストラリアの2019年4-6月期の実質GDP成長率は前期比0.5%増(季節調整値)と、1991年から続いている景気拡大の世界最長記録 をさらに更新したが、前年比では1.4%増と、約10年ぶりの低成長となった。需要項目別では、外需と政府消費が牽引した一方で、民間総固定資本形成、特に住宅投資は不振が続いている。
- 先行きのオーストラリア経済は、内需は拡張的な財政政策と金融緩和の効果が徐々に波及し、拡大していくが、住宅投資の回復の鈍さが重石となって緩やかな成長に留まるだろう。また、足元で牽引役となっている外需は、中国経済減速の影響が顕在化し、縮小していくため、全体としては引き続き緩慢な成長が続くだろう。
■目次
1――経済概況
(経済概況)
4-6月期の実質GDPは、政府消費と外需が牽引。一方で、住宅投資の落ち込みは継続
2――為替・物価・金融政策等の動向
(為替)豪ドル安に歯止めがかからず。当面は軟調に推移すると予想
(物価・金融政策)インフレ率は先行きも2%を下回る見込み。年内の追加利下げを予想。
3――経済の見通し
(2019年09月09日「基礎研レター」)
神戸 雄堂
神戸 雄堂のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2020/02/12 | 豪州経済の重石となる気候変動問題~注目されるエネルギー政策の行方~ | 神戸 雄堂 | 基礎研レター |
2019/12/05 | 豪州の7-9月期GDPは前期比0. 4%増~公共部門が下支えも民間部門は不振が続く~ | 神戸 雄堂 | 経済・金融フラッシュ |
2019/11/01 | 公共土木施設の被害額から見る自然災害の趨勢 | 神戸 雄堂 | 基礎研レター |
2019/10/16 | ロシア経済の見通し-停滞が続く経済。20年は内需の回復で加速も、緩慢な成長に留まるか。 | 神戸 雄堂 | 基礎研レター |
新着記事
-
2025年07月09日
ニッセイ基礎研所報 Vol.69 -
2025年07月09日
貸出・マネタリー統計(25年6月)~銀行貸出の伸びが回復、マネタリーベースは前年割れが定着 -
2025年07月09日
景気ウォッチャー調査2025年6月~気温上昇で夏物商材の売れ行きが好調、現状判断DIは2ヵ月連続の上昇~ -
2025年07月09日
「専業主婦世帯」理想は、若年男女の5%未満 【脱・中高年民主主義】大人気就職エリア、東京在勤若者の理想のライフコースとは? -
2025年07月09日
低所得の妻に「所得補償」を続けるのか、「生活再建」を促すのか~通常国会で法改正された「年収の壁」と「遺族年金」から考える~
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年07月01日
News Release
-
2025年06月06日
News Release
-
2025年04月02日
News Release
【オーストラリア経済の見通し-4-6月期は政府部門と外需が牽引。先行きは政策効果に期待も、外需減速で緩やかな成長が継続】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
オーストラリア経済の見通し-4-6月期は政府部門と外需が牽引。先行きは政策効果に期待も、外需減速で緩やかな成長が継続のレポート Topへ